「大相撲九州場所」(11月10日初日、福岡国際センター) 幕下に降下した元大関の朝乃山(高砂)が29日、福岡市内の部屋で約2年ぶりに関取以外が締める黒まわし姿で稽古した。 名古屋場所で左膝に重傷を負い、7月末に手術を受けてから3カ月。四股…

 「大相撲九州場所」(11月10日初日、福岡国際センター)

 幕下に降下した元大関の朝乃山(高砂)が29日、福岡市内の部屋で約2年ぶりに関取以外が締める黒まわし姿で稽古した。

 名古屋場所で左膝に重傷を負い、7月末に手術を受けてから3カ月。四股や下半身の地道な基礎運動を繰り返し、若い衆を相手に立ち合いの動きも軽く確認した。「突っ張りがまだある」と状態を説明しつつ、左膝にテーピングはなし。着実な回復をうかがわせた。

 本場所復帰は「日数を考えれば3月」と来年春場所が目標。「必ず本土俵に戻りたい」と前向きに意欲をみなぎらせた。