大相撲の新大関・大の里(二所ノ関)が29日、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)へ向けて本格始動した。福岡市内の部屋で行われた朝稽古に参加。すり足などの基礎運動に時間を掛けて取り組んだ後、幕下以下の力士に10番ほど胸を出した。稽…
大相撲の新大関・大の里(二所ノ関)が29日、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)へ向けて本格始動した。福岡市内の部屋で行われた朝稽古に参加。すり足などの基礎運動に時間を掛けて取り組んだ後、幕下以下の力士に10番ほど胸を出した。稽古中には、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から助言を受ける場面もあり、「またここから頑張ります」と気を引き締めた。
1日から行われた秋巡業に初日から同行していたが、「アデノウイルス感染症」で17日から途中離脱。再スタートした新大関は「稽古が不足している部分もあるので、しっかり準備したい」と語る。
またこの日の午後は福岡市内での力士会に出席。その後は横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)とともに福岡市役所と福岡県庁を表敬訪問した。場所の楽しみについてを問われると「長い闘いが始まるので、初日に向けてしっかり稽古を積んでいきたい。美味しいものを食べて、体力つけて頑張りたい」と笑顔を見せた。(大西 健太)