国際卓球連盟(ITTF)は29日、2024年第44週の世界ランキングを発表。国際大会で好成績を収めた日本選手が順位を上げている。「WTTチャンピオンズモンペリエ」で準優勝し、自己最高の6位に順位を上げたのが張本美和(木下グループ)。国際大会…

国際卓球連盟(ITTF)は29日、2024年第44週の世界ランキングを発表。国際大会で好成績を収めた日本選手が順位を上げている。

「WTTチャンピオンズモンペリエ」で準優勝し、自己最高の6位に順位を上げたのが張本美和(木下グループ)。国際大会で安定した活躍を続けており、日本を背負う新たな存在として期待が高まっている。

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■五輪初出場を経て迎える飛躍の時

張本美は夏のパリ五輪では団体戦メンバーとして初出場し、銀メダル獲得に貢献。大舞台を経験した16歳は、現エースの早田ひな(日本生命)が負傷で戦線離脱しているなか、その後の国際大会において目覚ましい活躍を続ける。

なかでも光るのが中国選手を相手にした戦い。9月の「WTTチャンピオンズマカオ」では当時世界6位の陳幸同相手に準々決勝でのラリー戦に勝利。さらに、10月の「ITTFアジア卓球選手権2024」の団体戦決勝では1番手で王芸迪を下すと、4番手ではそれまでシングルスで未勝利だった孫穎莎相手に初白星。同大会で中国勢を下しての50大会ぶり金メダルの立役者となった。

今大会は決勝で躍進を見せた大藤沙月(ミキハウス)に敗れたものの、準決勝では銭天一(中国)を下し、チャンピオンズでは初の準優勝。試合後には「決勝戦を含めて収穫のある戦いだった」と振り返りながら、「反省もしていいところはもっと伸ばして、自分の足りないところはもっと練習して次のフランクフルトの大会に臨めたらいい」と意気込んでいる。

張本美は直近の世界ランキングでは6位となり自己最高を更新し、日本勢トップの早田にも迫ってきた。躍進を続ける16歳が日本の次世代エースとして殻を破ろうとしている。

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