本塁でまさかのアウトとなったスタントン。(C)Getty Images チームの勢いを沈めてしまう走塁だった。 波紋を呼…

本塁でまさかのアウトとなったスタントン。(C)Getty Images
チームの勢いを沈めてしまう走塁だった。
波紋を呼んでいるのは、現地時間10月28日にニューヨークで行われたヤンキース―ドジャース戦のワールドシリーズ第3戦での一幕だ。
【動画】球場に漏れたため息…ヤ軍大砲スタントンのまさかの走塁死シーン
2連敗中のヤンキースが4点差を追っていた4回だった。2死二塁でアンソニー・ヴォルピが左前安打を放つと、二塁走者のジャンカルロ・スタントンが積極果敢に本塁へ突入。懸命に走ったが、左翼手のテオスカー・ヘルナンデスが好返球。本塁タッチアウトとなり、ヤンキースは得点に至らなかった。
球場全体からため息が漏れた。それも仕方ない。決して俊足というスタントンの走塁は三塁付近を回る際に減速したように見え、本塁への突入は無謀なように見えなくもなかったからだ。
流れを引き戻す得点機を逸したベテランの走塁にファンも愕然。日米双方のXでは「スタントンの足」がトレンド入り。さらに「スタントンは一生懸命に走ったけど遅すぎた」「あの足でなんで回った?」「ヘルナンデスも良かったけど、それ以上にスタントンが遅い」「あの走り方はなんだ」「怪我の不安があるなら無理するな」といった意見が相次いだ。
スタントンからすれば、なんとか1点を返して、反撃の糸口を作りたいという決死のプレーだったのだろう。ただ、意欲が裏目に出た走塁への逆風は強まっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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