球団発表…生海は育成再契約の打診明かすも ソフトバンクは28日、7選手に対し、福岡市内で来季の選手契約を結ばない旨を通達したと発表した。戦力外通告を受けたのは生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手と、いずれも育成の齊藤大将投手、鍬原拓也投手、…

球団発表…生海は育成再契約の打診明かすも

 ソフトバンクは28日、7選手に対し、福岡市内で来季の選手契約を結ばない旨を通達したと発表した。戦力外通告を受けたのは生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手と、いずれも育成の齊藤大将投手、鍬原拓也投手、佐藤琢磨投手、小林珠維投手、加藤洸稀投手、マイロン・フェリックス投手の計7選手となり、今オフにソフトバンクを戦力外となった選手は16人となった。

 東北福祉大から2022年ドラフト3位で入団した24歳の生海はルーキーイヤーの昨季、13試合に出場して20打数4安打の打率2割をマーク。左の長距離砲として飛躍を期待されていたが、今年1月の自主トレ中に起きた打球事故の影響で「左側頭葉脳挫傷」と診断され、競技復帰に1年から1年半かかることを球団が発表していた。

 齊藤は2017年ドラフト1位で明大から西武に入団。即戦力左腕として期待されたが、2021年5月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフから育成契約選手として再出発していた。今年7月に野村大樹内野手との交換トレードで西武から加入したが、新天地でのプレーは4か月足らずという短い期間でチームを去ることになった。プロ通算では32試合の登板で1勝4敗、防御率7.71だった。

 鍬原は中大から2017年ドラフト1位で巨人に入団。2022年には自己最多となる49試合に登板し、3勝13ホールドを挙げた。昨オフに巨人から戦力外通告を受けると、今季からはソフトバンクで育成選手としてプレーしていた。今季は2軍で35試合に登板し、5勝2敗、防御率2.55だった。通算では80試合に登板し、5勝5敗、防御率5.80で16ホールドだった。

 今後について、生海は育成での再契約を打診されていると明かしたうえで、「もうちょっと考えます」と口にした。齊藤は未定とし、鍬原、佐藤琢、加藤洸、小林はそれぞれ現役続行を希望。フェリックスは母国のドミニカ共和国で今後もプレーしたいと語った。(Full-Count編集部)