U-17日本女子代表は27日、ドミニカ共和国でのFIFA U-17女子ワールドカップ(W杯)準々決勝でU-17イングランド女子代表と対戦し、PK戦の末に敗退が決まった。 U-17ブラジル女子代表らが集うグループステージを首位突破し、8大会連…

U-17日本女子代表は27日、ドミニカ共和国でのFIFA U-17女子ワールドカップ(W杯)準々決勝でU-17イングランド女子代表と対戦し、PK戦の末に敗退が決まった。

U-17ブラジル女子代表らが集うグループステージを首位突破し、8大会連続で決勝トーナメント進出のリトルなでしこ。C組2位のU-17イングランド女子と激突した。

ここから一戦必勝のノックアウトステージとなるなか、日本が先に動かす。23分、古田麻子を追い越す動きでボールを引き出した青木夕菜がボックス右からファーに右足フィニッシュを決める。

だが、27分にイングランドもすかさず反撃。左サイドでのFKからジェーン・オボワドゥオがボックス左に持ち込んでいくと、折り返しをエリカ・パーキンソンが詰め、失点から4分後に追いつく。

だが、日本も29分に左サイドから勝負に転じた鈴木温子が左足クロスに持ち込むと、相手GKがファンブル。ゴール前の平川陽菜がそれを見逃さず、頭で押し込み、前半のうちに突き放してみせる。

後半の立ち上がりからイングランドに攻め込まれながら、もうひと差しを狙う日本は37分の辻あみるに続いて、62分にも根津里莉日と津田愛乃音をピッチへ。交代で流れを引き寄せにかかる。

それでも、イングランドのペースが続き、日本に跳ね返す展開が続くと、73分の左CKにファーのザラ・ショーがヘッド。ゴール前でバウンドしたボールを日本守備陣も処理できず、イングランドが再び追いつく。

何とか巻き返そうと89分にも佐野杏花と菊地花奈のカードを切った日本は最後までイングランドの圧を受ける流れになるが、勝ち越しを許さず、2-2でフルタイムが終了。勝負をPK戦に持ち込む。

だが、後攻の日本は2人目の根津里莉日こそ決め切ったものの、1人目の朝生珠実、3人目の本多桃華が失敗し、イングランドは4人全員が成功。2014年大会以来の優勝を狙った日本だが、ベスト8で終わった。

U-17日本女子代表 2-2(PK1-4) U-17イングランド女子代表

【日本】

青木夕菜(前23)

平川陽菜(前29)

【イングランド】

エリカ・パーキンソン(前27)

ザラ・ショー(後28)

◆U-17日本女子代表出場選手

GK:福田真央

DF:青木夕菜、鈴木温子、本多桃華、朝生珠実

MF:榊愛花、眞城美春(→佐野杏花 後44)、福島望愛(→菊地花奈 後44)、平川陽菜(→辻あみる 前37)

FW:佐藤ももサロワンウエキ(→津田愛乃音 後17)、古田麻子(→根津里莉日 後17)