男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス決勝が行われ、第7シードのJ・ドレイパー(イギリス)が世界ランク24位のK・ハチャノフを6-4, 7-5のストレートで下しATP…

男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス決勝が行われ、第7シードのJ・ドレイパー(イギリス)が世界ランク24位のK・ハチャノフを6-4, 7-5のストレートで下しATP500の大会で初のタイトル獲得するとともに、ツアー大会で2度目の優勝を飾った。
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22歳で世界ランク18位のドレイパーは今大会、1回戦の世界ランク141位の錦織圭、2回戦で同42位のL・ダルデリ(イタリア)、準々決勝で同27位のT・マハーチ(チェコ)、準決勝で第6シードのL・ムセッティ(イタリア)を下し決勝に駒を進めた。
決勝の第1セット、ドレイパーはファーストサーブ時のポイント獲得率で95パーセントを記録し、ハチャノフに1度もブレークポイントを許さなかった。第3ゲームでブレークに成功すると、その後はサービスゲームを堅実にキープし、セットを先取した。
続く第2セットでは、ファーストサーブ時のポイント獲得率が67パーセントまで落ちたものの、第1ゲームからブレークに成功し、その勢いで4ゲームを連取。しかしその後、ハチャノフに5ゲーム連取を許してしまう。それでも厳しい局面で意地を見せたドレイパーは、第11ゲームで再びブレークに成功。最後は鮮やかなサーブアンドボレーでマッチポイントをものにし、試合時間1時間35分で見事に優勝を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにドレイパーのコメントを掲載している。
「すごくいいプレーができていたんだけど、流れが変わってしまった。正直、緊張したり硬くなったりした感じはなかったけれど、いくつかボールをミスしてしまったり、判断を誤ったりしてしまったんだ。そしてハチャノフが調子を上げてきた。それが彼の実力を示しているし、彼はファイターで今絶好調だ」
「途中で本当にタイトな展開になったけれど、自分をしっかり保って、メンタルも良い状態をキープできた。運よく勝ち切ることができて、ホッとしたよ。初めてATP500で優勝できて、本当に信じられない気分だ。とても嬉しいし、自分自身とチームを誇りに思っている。こういう瞬間のためにやってきたから、今はこの勝利を楽しみたい」

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