10月27日、清水エスパルスが栃木SCと対戦。1-0で勝利してJ1復帰を成し遂げた。その試合後の、秋葉忠宏監督の“緊急…
10月27日、清水エスパルスが栃木SCと対戦。1-0で勝利してJ1復帰を成し遂げた。その試合後の、秋葉忠宏監督の“緊急要請”が話題になっている。
清水エスパルスはJ1昇格を目前として足踏みしていた。水戸ホーリーホック戦、モンテディオ山形戦とそのチャンスを生かせず、王手をかけた試合はついに3試合目。アウェイ・栃木戦にそのすべてを懸けた。
最初にスコアを動かしたのは清水。後半5分に住吉ジェラニレショーンがスコアラーとなり、1-0に。その後、北川航也が退場処分になったものの、白星を手にしてJ1復帰を果たした。
その試合後、秋葉忠宏監督がフラッシュインタビューに応じたのだが、ラブコールを送っている。「まずは最低限の今年目標にしているところには到達できましたから、まだあと2つ、我々はチャンピオンになって、昇格するんだって話をしてます」と意気込む。
そして、決勝点を奪った住吉について話を振られると、「素晴らしい選手がこのエスパルスに入ってくれたなと思いますから、ただ、彼、まだ分かりませんから、しっかりとレンタルから完全になるように、また頑張ってほしいなと思います」と、チームへの完全移籍を要望した。Jリーグでは珍しい、熱い光景だった。
■「公の場でラブコールするくらい…」
昇格決定直後の公の場での緊急ラブコールに、ファン・サポーターも反応。SNS上では以下のような声が並んだ。
「住吉選手完全移籍へのラブコールわろたwwwwww」
「浮かれてないところ まだ最後まで気を抜かず王者としてJ1に行く事を約束してくれる指揮官に敬服」
「ちゃんと #サンフレッチェ広島 に返してもらわないと‼️(笑)」
「清水サポの総意と言っても過言じゃない笑」
「秋葉監督が何と言おうとも、住吉ジェラニレショーン選手の借りパクだけは、断固阻止ですね!」
「秋葉監督は公の場でラブコールするくらいジェラの事が大好きなんやな」
住吉ジェラニレショーンは、1997年生まれで現在27歳。2020年に水戸ホーリーホックでプロ入りすると、その後、サンフレッチェ広島に移籍。昨年12月に、清水エスパルスへとレンタル移籍することが発表されていた。
広島では2シーズン半でJ1・15試合出場にとどまっていたが、今季はここまで29試合に出場して4得点を記録するなど、主軸選手に成長していた。
秋葉忠宏監督は水戸ホーリーホック時代に住吉を指導しており、清水で師弟関係を再結成している。このまま来年もJ1で共闘できるか、注目が集まる。