女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024(日本/東京、ハード、WTA500)は27日、シングルス決勝が行われ、第1シードのジェン・チンウェン(中国)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク155…
女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024(日本/東京、ハード、WTA500)は27日、シングルス決勝が行われ、第1シードのジェン・チンウェン(中国)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク155位のS・ケニン(アメリカ)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで破り、同大会初優勝を飾った。
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22歳で世界ランク7位のジェンが同大会に出場するのは2年ぶり2度目。初出場となった2022年は準優勝を果たしている。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク57位の内島萌夏、準々決勝で第8シードのL・フェルナンデス(カナダ)、準決勝で第6シードのD・シュナイデルを下し、決勝の舞台に再び駒を進めた。
25歳のケニンとの顔合わせとなった決勝戦、ジェンは16本のサービスエースを決めファーストサービス時に92パーセントの確率でポイントを獲得。相手に1度もブレークポイント与えず試合を進め、第1セットではタイブレークをものにすると、第2セットでは1度のブレークに成功し、1時間52分で同大会初優勝を飾った。
同大会のシングルスでアジア人選手が優勝するのは1995年の伊達公子、2019年の大坂なおみに続き史上3人目の快挙となった。
ジェンはこれが金メダルを獲得した今年8月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)以来、ツアーレベルの大会で5つ目のタイトル獲得となった。
ジェンは試合後の会見で喜びを語った。
「今日はとにかくいい勝利だった。対戦したケニンは本当にいいプレーをしていて、あれだけのレベルで戦えることに驚いた部分もあった。とてもタフな試合になったけれど、今回の大会ではたくさんの勝利を収められたので、楽しむこともできた」
「2022年の大会では決勝に進めて嬉しい気持ちがあった反面、やはり悔しいところもあったので、今回はそれ以上の優勝というところに届いて本当に嬉しい」
一方、敗れたケニンは同大会初優勝とはならなかった。
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