27日、東京競馬場で行われた第170回天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)は、後方待機から直線で外から一気に各馬を差し切った武豊騎手騎乗の2番人気ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、好位から脚を伸ばした9番人気タスティエー…
27日、東京競馬場で行われた第170回天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)は、後方待機から直線で外から一気に各馬を差し切った武豊騎手騎乗の2番人気ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、好位から脚を伸ばした9番人気タスティエーラ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。
さらに1/2馬身差の3着に8番人気ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武厩舎)が入った。なお、1番人気リバティアイランド(牝4、栗東・中内田充正厩舎)は13着に、3番人気レーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)は8着に終わった。
勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、その父Vindicationという血統。昨年はレース当日のアクシデントで武豊騎手が乗り替わりとなり結果も7着に終わったが、その無念を見事晴らした。これで21年朝日杯FS・22年日本ダービー・23年有馬記念に続いて4年連続でGIを制覇。牡馬による2・3・4・5歳の4年連続JRA・GI制覇は史上初。牝馬も含めるとメジロドーベル、ウオッカ、ブエナビスタに続き4頭目の記録となった。武豊騎手は天皇賞(秋)7勝目で、自身の最多勝利記録を更新した。
【天皇賞(秋)】1905年5月6日に横浜の日本レースクラブが、当時の明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した「エンペラーズカップ」が前身とされる。春秋の天皇賞はともに芝3200mで行われていたが、秋は84年から現在の芝2000mに短縮。クラシックを戦ってきた3歳馬と、歴戦の古馬が激突することが多く、毎年豪華メンバーで争われる。
【勝ち馬プロフィール】
◆ドウデュース(牡5)
騎手:武豊
厩舎:栗東・友道康夫
父:ハーツクライ
母:ダストアンドダイヤモンズ
母の父:Vindication
馬主:キーファーズ
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 ドウデュース 2人気
2着 タスティエーラ 9人気
3着 ホウオウビスケッツ 8人気
4着 ジャスティンパレス 6人気
5着 マテンロウスカイ 12人気
6着 ベラジオオペラ 4人気
7着 ソールオリエンス 7人気
8着 レーベンスティール 3人気
9着 ステラヴェローチェ 13人気
10着 ニシノレヴナント 15人気
11着 ノースブリッジ 10人気
12着 キングズパレス 11人気
13着 リバティアイランド 1人気
14着 ダノンベルーガ 5人気
15着 シルトホルン 14人気