SAGA2024「全国障害者スポーツ大会」が26日、佐賀市のSAGAスタジアムで幕を開けた。開会式には観覧者を含め約1万2千人が参加。28日までの3日間、県内各地で競技が繰り広げられる。 開会式では、青森県を先頭に47都道府県と20市の選…

 SAGA2024「全国障害者スポーツ大会」が26日、佐賀市のSAGAスタジアムで幕を開けた。開会式には観覧者を含め約1万2千人が参加。28日までの3日間、県内各地で競技が繰り広げられる。

 開会式では、青森県を先頭に47都道府県と20市の選手団が、佐賀県を最後に入場。大会会長の山口祥義知事が「この大会を一つのきっかけに、違いを認め合って相手の気持ちを大切にできる世界が広がることを願っています」と開会を宣言した。ご夫妻で出席した秋篠宮さまは、石川県と宮崎県の大雨による被災者へのお見舞いを述べ、「佐賀の地で多くの人々に支えられて開催されるこの大会が皆さまの心に長く残る実り多いものになることを願っています」と語った。

 炬火(きょか)の点火式では、15日に閉幕した国民スポーツ大会から引き継いだ炬火を、選手らを象徴する「する」、応援者らの「観る」、介助者らの「支える」を代表した3人の炬火走者から受けた県選手団で陸上競技に出場する大川内健太さん(18)が炬火台にともした。続いて、県選手団で水泳の森山大樹さん(22)と陸上競技の長恵美子さん(58)が「自分と向き合い挑戦できる喜びと感動をスポーツの力に変えて、応援してくれるすべての人に精いっぱい届けることを誓います」と、交互に言葉をつなぎながら選手宣誓した。

 大会期間中、陸上競技や水泳、車いすバスケット、ボッチャなど14の正式競技が行われ、約3400人の選手が出場する。(三ツ木勝巳)