◆スピードスケート◇全日本距離別選手権(25日、長野市エムウェーブ) 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンが開幕。男子5000メートルは18年平昌、22年北京五輪代表の一戸誠太郎(ANA)が6分24秒67で2年連続5度目の…

◆スピードスケート◇全日本距離別選手権(25日、長野市エムウェーブ)

 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンが開幕。男子5000メートルは18年平昌、22年北京五輪代表の一戸誠太郎(ANA)が6分24秒67で2年連続5度目の頂点に立った。近年は世界と戦える力量にあるかを見極めながら現役続行を判断してきた28歳はレース後、「続けていく決意をした」とミラノ五輪を目指す意向を表明した。

 22年北京五輪後に個別強化チーム「TEAM1」を結成し、3季目を迎えた。今季は選手7人で活動し、新たに山形中央高時代の同級生で五輪2度出場のウイリアムソン師円さん、一戸の弟・大地さんがコーチとしてチームに加入。充実した体制が整い、成果につながっていると実感する。

 来季のミラノ五輪につなげるため、今季は3種目での記録更新を目標に掲げる。5000メートルは自身が持つ国内最高6分18秒51に照準。1500メートル、1万メートルでは高速リンクのカナダ・カルガリーで行われる来年1月のW杯第5戦での日本記録更新を目指し「来年度に向けて、一つ一つ目標を達成していくことが重要」と意気込んだ。