◆スピードスケート◇全日本距離別選手権 最終日(27日、長野市エムウェーブ) 男子1万メートルは一戸誠太郎(ANA)が13分24秒24で初優勝した。1周400メートルを31~32秒台で安定して周回を重ね「最終種目なので自分のペースを決めて、…

◆スピードスケート◇全日本距離別選手権 最終日(27日、長野市エムウェーブ)

 男子1万メートルは一戸誠太郎(ANA)が13分24秒24で初優勝した。1周400メートルを31~32秒台で安定して周回を重ね「最終種目なので自分のペースを決めて、最後までそのペースを守り切ることをテーマに頑張った。10周ぐらいまでは気持ち良く滑ることができた」と汗をぬぐった。

 この日の朝、SNSを確認すると、ドイツ・インチェルで行われた大会でカルテットスタートのため非公認ながら、イタリアの選手が従来の世界記録を5秒近くも更新する12分26秒で滑っていたことを知った。1万メートルは得意種目ではないが、「これは負けていられないな」と奮い立ったと明かした。

 今大会は5000メートルで優勝し、1500メートルも2位だった。「3種目である程度の高い水準で競技力を示すことができた。10月の出来としてはかなり良かった」と手応え。「まだまだ改善点は挙げられる。それをこの後のW杯、全日本選手権、世界距離別と進んでいく中で修正して、レベルアップできるように今後も頑張っていきたい」と意気込んだ。