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今回は、女性の膀胱炎についてお伝えします。

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膀胱炎にはいくつか種類があります。

まずは、急性細菌性膀胱炎というものです。

こちらは通常1週間以内には治るレベルのもので、正常範囲とされています。

この急性細菌性膀胱炎にかかった際の対処法としては、水をいつもより多めに飲み、ゆっくり休むことです。

また、予防するためのサプリメントなどもあり、特にクランベリーなんかは効果的です。漢方の猪苓湯もよく効きます。

一方で、腎盂腎炎という熱が出る膀胱炎もあります。もし熱が出た際にはクリニックを受診してください。

それから、GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)の方もこちらにかかりやすいです。

GSMになると外陰部の粘膜と膀胱の粘膜が弱くなり、細菌感染がしやすくなります。

GSMによる膀胱炎の対処法としては、まず保湿です。

あとは、毎日の骨盤底筋トレーニングも大切です。

それでも効かない場合には、局所の女性ホルモンの使用をオススメします。

全国の婦人科では、「エストリオール」や「ホーリン」と言った膣剤を処方してもらえます。

そちらを定期的に使用するのもいいでしょう。

そして、急性細菌性膀胱炎とは真逆の、間質性膀胱炎というものがあります。

これは、1週間以上痛みが続く場合や、膀胱炎症状は少し良くなったけれど、陰部が少し痛いなど、すっきりしない場合は間質性膀胱炎の可能性がありますので、泌尿器科を受診してください。

もし膀胱炎かも?と思った際にはこれらを参考にして、異変を感じた場合は早めにクリニックを受診することをお勧めします。


※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[女性医療クリニックLUNA]

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