アジアの舞台でチームを3連勝スタートに導いた24歳の「左足」に脚光が集まった。 10月23日に行われたAFCチャンピオ…
アジアの舞台でチームを3連勝スタートに導いた24歳の「左足」に脚光が集まった。
10月23日に行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループステージ第3節で、J1サンフレッチェ広島は、本拠地でシドニーFC(オーストラリア)に2-1で勝利を収めた。この先制点を決めたのが、24歳のMF東俊希だ。
リーグ戦でもフル稼働を続けて1得点6アシストを記録している左利きの技巧派MFは、この日も3−4−2―1の左ウイングバックとしてスタメン出場した。そして開始からチームが試合の主導権を握った中、前半20分にチャンスが到来する。
サイドからの攻撃。右ウイングバックの新井直人が右サイドの深い位置から上げたクロスボールを、東は逆サイドのボックス内で待ち受けると、左45度の位置から、ボールの落ち際をそのまま左足インステップでダイレクトボレー。鋭い足の振りから低弾道の強烈なシュートを逆サイドネットに突き刺した。
この東の強烈な低弾道ボレー弾に対して、SNS上には次のような称賛のコメントが集まった。
「うんまwwwwwwwww」
「東くんのボレー凄すぎない?」
「最高のボレーだよ。惚れーたよ」
「これ凄かった 完全にゴールに入り切る前に歓声が上がったしw」
「東俊希のスーパーボレーは...凄過ぎる すぐ海外挑戦した方が絶対良いじゃん」
■リーグ戦では1得点6アシストをマーク
その後、後半10分にトルガイ・アルスランの折り返しを受けたピエロス・ソティリウがゴールを決めた広島は、試合終了間際に失点するも2−1で勝利。これでACL2で3連勝を飾り、グループEで首位に立っている。
愛媛県出身で現在24歳の東は、高校から広島ユースに所属し、2種登録だった2018年8月にトップデビューを果たし、同年9月にプロ契約を締結した。武器は高精度の左足キックで、軌道&スピード自在のクロスでゴールを演出するだけでなく、今年のルヴァンカップでは直接FK弾も決めるなど自ら得点するシーンも増えてきた。
リーグ戦でも9年ぶりの優勝へ向けて首位に立っている広島。今後も過密日程は続くが、フル稼働を続けながら決定的な仕事もこなす東の「左足」への期待、そして重要度は増すばかりだ。