石井さやかが2度目のツアー本戦で白星 女子ツアー「東レ パン パシフィック オープンテニス」(東京・有明コロシアム/WTA500)のシングルス1回戦が10月22日に行われ、予選勝者の石井さやか(ユニ…
石井さやかが2度目のツアー本戦で白星
女子ツアー「東レ パン パシフィック オープンテニス」(東京・有明コロシアム/WTA500)のシングルス1回戦が10月22日に行われ、予選勝者の石井さやか(ユニバレオ/世界ランク279位)が、ラッキールーザーで本戦入りした齋藤咲良(富士薬品/同158位)を6-1、6-1で下し、ツアー初勝利を挙げた。
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全日本テニス選手権を制した19歳の石井は、今大会は予選から出場。全日本ジュニア18歳以下シングルス優勝の野口紗枝(レニックステニススクール)と、予選第1シードのクララ・タウソン(デンマーク/同53位)を下して、8月のWTA250クリーブランド以来、2度目のツアー本戦入りを果たした。
初戦の相手となったのが、前週行われた「木下グループジャパン・オープン」(大阪・モリタテニスセンターうつぼ/WTA250)でベスト8入りした18歳の齋藤。ジュニア時代からのライバルで、全日本テニス選手権では決勝で対戦。激闘の末に石井に軍配が上がっている。
日本女子の将来を担う若き2人の対戦。第1ゲームで0-40のピンチをしのいだ齋藤だったが、この2週間で10試合目と連戦の疲れからか精彩を欠く。ショットが中央に集まり、石井がパワフルなボールで左右に振り、浮いたボールを確実に決めていった。度々デュースにもつれる場面でも勝負強さを発揮し、第2ゲームから6ゲームを連取して第1セットを奪う。
第2セットでも齋藤の持ち味でも伸びのあるバックハンドが鳴りを潜め、わずかにラインを割る。最後まで安定感のあるプレーでプレッシャーをかけ続けた石井が、2度のブレークを奪ってツアー初勝利を手にした。
「東レPPOは3回目。初めて本戦に行って1回勝てたことですごくうれしい」と喜んだ石井。「自分のテニスをするということ。あとから結果がついてくればいいなと思っている」と2回戦へ意気込んだ。
2回戦では、第7シードのマグダ・フレッヒ(ポーランド/同24位)を1-6、6-4、6-3で破ったゼイナップ・ソンメス(トルコ/同148位)と対戦する。