卓球の「WTTチャンピオンズモンペリエ」が22日から27日にかけて開催される。大会を前に組み合わせ抽選会が行われ、男女シングルス初戦の対戦カードが決まった。注目されるのが女子シングルスの優勝争い。上位シードの中国選手に日本選手が絡んでいける…

卓球の「WTTチャンピオンズモンペリエ」が22日から27日にかけて開催される。大会を前に組み合わせ抽選会が行われ、男女シングルス初戦の対戦カードが決まった。

注目されるのが女子シングルスの優勝争い。上位シードの中国選手に日本選手が絡んでいけるかが焦点となる。

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■中国トップ3&早田が不在

今大会女子シングルスは、世界ランキングでトップ3に入る孫穎莎、王曼昱、陳夢の中国勢、怪我で離脱した早田ひな(日本生命)が不在。優勝争いの行方が混とんとしているなか、第1シードに入ったのが世界ランキング4位の王芸迪で、第2シードに入った同6位の陳幸同とともに中国の2選手が現状では上位候補に入ってくる。

そんな2選手を追うのが日本選手で、なかでも第3シードに入った同7位の張本美和(木下グループ)は優勝候補のひとり。王芸迪には4月の「ITTFワールドカップ2024」と今月の「ITTFアジア卓球選手権2024」の団体戦決勝で勝利し、陳幸同にも「WTTチャンピオンズマカオ」とアジア選手権のシングルスで勝利を収めている。直近の対戦で優位に立つ張本美がこの争いに入る可能性は十分あると見ていい。

張本美が優勝を狙う上でカギを握るのが同じ山に入った韓国エースの存在。世界ランキング9位の第5シード、シン・ユビンとは準々決勝で対戦の可能性があり、2選手が順調に勝ち上がった場合“日韓対決”が実現し優勝争いが絞られることになる。

張本美はリウ・ヤンズー(オーストラリア)との対戦から今回のチャンピオンズを戦う。アジア選手権で中国勢を次々に撃破するなど、世界トップへの道を進む16歳がフランスの地でどのような戦いを見せるのか。

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