スペイン・マドリッドで開催されている「ムトゥア マドリッド・オープン」(ATP1000/5月1~8日/賞金総額477万1360ユーロ/クレーコート)。 世界3位のロジャー・フェデラー(スイス)が背部の故障のため、出場を辞退した。今季はケ…
スペイン・マドリッドで開催されている「ムトゥア マドリッド・オープン」(ATP1000/5月1~8日/賞金総額477万1360ユーロ/クレーコート)。
世界3位のロジャー・フェデラー(スイス)が背部の故障のため、出場を辞退した。今季はケガに悩んでいるフェデラーだが、まだ心配は続いているようだ。
フェデラーは週末の練習中にも痛みがあり、これ以上のケガのリスクを避ける判断をしたのだという。
「プレーするよりも、今は休息が大事な時期だと思った」とフェデラー。「最近のことにはとてもがっかりしているよ」。
フェデラーは全豪オープンの時期に膝を傷め、2ヵほどツアーを離れた。また、マイアミの大会では胃のウイルス性疾患のために出場を見送っている。
「タフなシーズンになっているよ」とフェデラー。「ここからよくなっていくといいと思うけどね」。
フェデラーは現在35歳。今大会は過去に3度の優勝経験があるが、当初は今大会への出場の予定はなく、遅れて決断した。全仏オープンへ向けての準備として出場を決断した経緯があった。
土曜日の練習では元気な姿を見せていたフェデラーだったが、それから状態が上向かず、水曜日の初戦に間に合わないと判断したのだという。
「大会に来て、プレーをせずに去るということを申し訳なく思う」とフェデラー。「着いたときには大丈夫だと思っていたし、土曜日には練習もした。でも背部に少し痛みがあり、練習も早めに終えていたんだ。練習もできるような感じがしなかった」。
フェデラーは故障の程度は軽いものだと考えているという。どうトリートメントすればいいのかも自分でわかっているという。
「これは普通の感じで、前にもあったもの。悪いものではないと思う。どうすればいいのか自分でわかっているからね。どれくらいでよくなるかも、だいたいわかっている」とフェデラーは話している。
今季のフェデラーは2月には左膝の内視鏡手術を受けるなど、ケガに苦しんでいる。
フェデラーは次のローマのマスターズ大会への出場は、まだ諦めていないという。
今大会はフェデラーにとって、先月のモンテカルロ・マスターズの準々決勝でジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス)に敗れて以来となる今季4大会目の出場となる予定だった。 昨年の大会では2回戦でニック・キリオス(オーストラリア)に敗れていたフェデラー。フェデラーが今大会を制したのは2006年と09年、12年大会の3つだ。
今大会には彼以外のすべてのトップ10選手が出場する予定になっている。(C)AP