10月13日、宇都宮ブレックスの比江島慎が滋賀レイクス戦でキャリアハイとなる32得点を挙げる活躍を見せた。これは帰化選手を除…

 10月13日、宇都宮ブレックスの比江島慎が滋賀レイクス戦でキャリアハイとなる32得点を挙げる活躍を見せた。これは帰化選手を除く日本人選手の記録としては歴代17位タイの記録。果たして上位に名を連ねるのはどんな選手で、一体何得点記録したのか。レギュラーシーズンでの1試合個人最多得点ランキングTOP10をまとめて紹介する。

■Bリーグ日本人選手1試合個人最多得点ランキングTOP10(帰化選手除く)


1位:金丸晃輔 45得点

2020.03.15|三河vs横浜BC

2位タイ:富樫勇樹 42得点

2024.01.20|千葉Jvs北海道

2位タイ:河村勇輝 42得点

2023.12.06|富山vs横浜BC

4位:細谷将司 39得点

2016.10.09|三遠vs横浜BC

5位:小野龍猛 38得点

2016.12.11|三遠vs千葉J

6位:安藤誓哉 37得点

2023.04.19|名古屋Dvs島根

7位タイ:安藤周人 35得点

2019.12.25|名古屋Dvs琉球

7位タイ:阿部諒 35得点

2024.04.07|島根vs仙台

9位タイ:平尾充庸 34得点

2022.04.24|北海道vs茨城

9位タイ:橋本拓哉 34得点

2021.02.13|富山vs大阪

9位タイ:齋藤拓実 34得点

2023.01.28|名古屋Dvs信州

9位タイ:寺嶋良 34得点

2022.04.10|島根vs広島

9位タイ:岡田侑大 34得点

2022.03.09|北海道vs信州

 1位となったのは45得点を記録した金丸晃輔。これは帰化選手や外国籍選手を含むランキングでも7位に入る大記録だ。当時はシーホース三河の選手として横浜ビー・コルセアーズとの試合に臨んだ金丸は、Bリーグ最多記録タイの1試合11本の3ポイントに成功。さらに得意のフリースローも6本沈めるなど、高いシュート精度が功を奏し、大記録を達成するに至った。

 なおこの試合は新型コロナウイルスの影響により無観客で開催され、金丸本人は試合後に「なんでこんな時にお客さんいないんだろうと思いましたね」、「お客さんがいたら、あとスリー1、2本はいけたんじゃないですか」などのコメントを残している。

 42得点で2位タイに並んだのは日本が誇る“ダブルユウキ”の2人。富樫勇樹は2度にわたって42得点を記録しており、1度目は2017年11月12日のアルバルク東京戦、2度目が2024年1月20日のレバンガ北海道戦となる。1度目は9本、2度目は11本の3ポイントを沈めており、B1通算3ポイント成功本数でトップに立つ選手ならではというスタッツだ。

 一方、河村勇輝は2023年12月6日に行われた富山グラウジーズ戦で記録。圧巻だったのはクラッチタイムでの活躍ぶりで、この試合の最終クォーターだけで3ポイント4本、2ポイント1本、フリースロー9本を決めて23得点をマークし、チームを勝利に導いている。

 4位以下にも実力者がずらり。細谷将司はBリーグ開幕直後の2016年10月に39得点を挙げ、横浜ビー・コルセアーズにB1初勝利をもたらした。7位タイの阿部諒は2023-24シーズンに加入した仙台89ERSで得点力が覚醒。そして前所属である島根スサノオマジック戦でキャリアハイの34得点を挙げ、見事な“古巣凱旋”を果たした。

 トップ10に並んだ選手たちはいずれも未だ現役。比江島がベテランの域に差し掛かった34歳でキャリアハイを更新したように、さらなる記録更新に期待したいところだ。