ノリスはドライバーズランキングで2位。フェルスタッペンに52ポイント差に迫っている(C)Getty Images 残り6レースとなったF1は第19戦アメリカGPが開幕を迎え、現地時間10月20日に決勝が行われる。テキサス州オースティンのサー…

ノリスはドライバーズランキングで2位。フェルスタッペンに52ポイント差に迫っている(C)Getty Images

 残り6レースとなったF1は第19戦アメリカGPが開幕を迎え、現地時間10月20日に決勝が行われる。テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)が舞台となるこのレースを前に、現地メディア『Sports Illustrated』が見どころを伝えている。

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 ドライバーズ、コンストラクターズ両部門上位1、2位を占める、レッドブルとマクラーレンの争いが最大の焦点であると主張する同メディアは、「アメリカGPは、今シーズンのレッドブルとマクラーレンのマシンを評価するための最後の指標となるだろう」と見通しており、「両チームはこの4週間の間に、最後の重要な調整を行い、決定的なアップグレードを施した」として、前回GPからここまでのそれぞれのチームの動きを伝えている。

 また、「今シーズン、マクラーレンがレッドブルを上回る最強チームとなったことは明らかだが、それでも、ランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンを超えたかどうかは、いまだに答えが出ていない状況だ」と両チームを牽引する、エースドライバーの力関係にも言及。

 さらに、「オースティンではほとんどのチームが同様のアップグレードを行うと予想されており、レッドブルとマクラーレンも、この4週間の間にお互いがどのように進化したかを警戒しているだろう」と綴っている。

 同メディアは、トップチームの他のドライバーの争いも見どころとして挙げており、「フェラーリのシャルル・ルクレールに対し、ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリが8ポイント差で迫っている」と指摘しながら、「ルクレール対ピアストリは最近のレースで見所のある展開を何度か見せており(バクーでのピアストリの大胆なオーバーテイクなど)、アメリカグランプリに向けて多くの注目すべきストーリーがグリッド上に存在していることを象徴している」と説明。今回のレースへの大きな期待を膨らませている。

 加えてトピックでは、RBのシートを得たリアム・ローソンのF1復帰や、8レースぶりにスプリントが行われる点などにも触れながら、「このグランプリが注目に値することは言うまでもないが、土曜のスプリントレースと日曜のレースでは、COTAのコース上、トップ2台はもちろん、その後方で何が起こるかにも目を向けるべきだ」と展望している。

 およそ1か月ぶりに開催される今回のグランプリは、各部門のタイトル争いに加え、来季を見据えた上でも各チーム、ドライバーのパフォーマンスが注目されることは言うまでもない。まさにコース上、至る所で繰り広げられるであろうバトルから目が離せないレースとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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