佐野はかつて首位打者のタイトルも獲得している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext DeNAは巨人と戦っ…

 

佐野はかつて首位打者のタイトルも獲得している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 DeNAは巨人と戦ったCSファイナルS初戦(東京ドーム)を2-0の完封勝ち。このシリーズ1勝1敗のタイとした(4勝先勝)。

 まずは先発の助っ人左腕、アンソニー・ケイの快投が大きかった。シーズン中は巨人相手にわずか1勝。初回は2四球を与えるなど立ち上がりに苦しむも、尻上がりに調子を上げていった。

【動画】好調な佐野は戸郷から豪快にアーチをかけた

 

 適度に荒れた球をゾーン内に集め、的を絞らせない。6回1安打ピッチングと試合を作った。

 打線で存在感を示したのは4回に2戦連発のホームランを放った佐野恵太にもある。

 0-0と両軍無得点で迎えた4回無死の場面、戸郷翔征の高めに浮いたフォークを右翼席に叩き込んだ。値千金の一打にDeNAファンも大歓声となった。

 昨年のCSファーストSは故障で出場は叶わず。屈辱を大舞台で晴らした。

また佐野の存在はオフでも注目を集める。FAイヤーとあって、PS含めてのパフォーマンスが大事な権利行使に向け、鍵を握りそうだ。 

 佐野は2016年ドラフト9位入団。アレックス・ラミレス元監督に才能を見出だされ、4番に抜擢されたサクセスストーリーも有名。2020年には首位打者、2022年には最多安打のタイトルも獲得と球界屈指のスラッガーとして知られる。
  
 レギュラーシーズンは139試合に出場、打率「.273」、リーグトップの34二塁打、8本塁打、62打点をマークした。

 また佐野といえば、今秋に行われる「プレミア12」でも侍ジャパンに初選出されたことも話題を集めた。同僚の牧秀悟とともに選出と国際舞台でもDeNAの強力打線が存在感を示せるか、注目となる。

 またファンも気をもむ佐野のFAの行方に関しては、チームのし烈な外野手争いもリンクしてくると見る。

 DeNAの外野陣は梶原昂希、桑原将志、蝦名達夫、関根大気、また今季入団した度会隆輝と豊富な人材を誇る。

 育成の観点から球団が佐野の存在をどう捉えるか、また球団では将来の幹部候補生、放出を避けたい選手にはしっかり金額を提示することも知られているとあって、球団がどのようなスタンスで引き留めに臨むかも含め、今後の交渉の行方も注目となる。

 佐野の活躍、FAの動向に関してはファンも気をもんでおり「球団がしっかり引き留めてほしい」「絶対出ていかないで」と残留を願う声も上がっている。

 好調をキープする背番号7が日本シリーズまで導くか。今後の打撃内容も注目となる。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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