WRC第11戦ラリーチリが今季最後のWRC参戦となった、ヒョンデのエサペッカ・ラッピ。このチリでは、15年コンビを組んできたコ・ドライバーのヤンネ・フェルムがWRCフル参戦から引退をしたが、ラッピ自身は2025年のシート獲得が確証されていな…
WRC第11戦ラリーチリが今季最後のWRC参戦となった、ヒョンデのエサペッカ・ラッピ。このチリでは、15年コンビを組んできたコ・ドライバーのヤンネ・フェルムがWRCフル参戦から引退をしたが、ラッピ自身は2025年のシート獲得が確証されていないことから、後任のコ・ドライバーを探す必要があるのかどうかも疑問に感じているようだ。
フェルムの後任について問われたラッピは「コ・ドライバーが必要かどうかより、自分のキャリアが果たして続くのかという疑問がある」と答えた。
「今年はあまり強く戦えなかったし、昨年の終わりもそうだった。(チリでは)、コーナーの度にコンマ数秒の遅れを取っていたし、その差は広がるばかり。そして、どうしてなのか、その答えが分かっていない。(チリの最終日は)心底アタックしてトヨタ勢に迫ろうと試みたが、彼らの速さについていけなかった。自分のパフォーマンスは、必要なレベルに達していないのではと感じる。だから、自分の将来も不確定だと感じているんだ」
フェルムについてラッピは「彼は、車内での兄のような存在。いつもポジティブに物事を考える、ということを教えてくれた」と語っている。
(Graham Lister)