調子を上げてきた山本はメッツ打線とどう戦うのか(C)Getty Images ワールドシリーズの出場権を争う、ナ・リーグ…

調子を上げてきた山本はメッツ打線とどう戦うのか(C)Getty Images

 ワールドシリーズの出場権を争う、ナ・リーグ優勝決定シリーズはドジャースとメッツが激しくぶつかり合っている。MVP候補としても注目を集めるでもある大谷翔平、フランシスコ・リンドーアなど、球界を代表するタレントを擁する両球団の激突は、まさに今季のリーグ覇者を決めるに相応しいハイレベルな熱戦となっている。

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 そして、メジャー屈指の名門として知られる両球団による今回の対戦では、1人の日本人選手の存在も米国内で話題となっているようだ。スポーツメディア『FANSIDED』は現地時間10月13日、「メッツ、ヨシノブ・ヤマモトのフリーエージェント拒否に対するリベンジの絶好機」と銘打った特集記事を配信している。

 もちろんトピックの主役がタイトルにもあるように、昨オフにポスティングによる米球界移籍を決意し、メッツからのオファーを断る形でドジャース入りを果たした山本由伸を指していることは言うまでもない。山本はパドレスとの地区シリーズ最終戦で先発、5回無失点と好投しており、今回のメッツとの対戦においてもシリーズ中盤での登板が有力視されている。

 同メディアは昨オフを振り返り、「メッツは莫大なオファーを提示していたにもかかわらず、ヤマモトは同郷のショウヘイ・オオタニがいるロサンゼルスのチームを選んだ。これにより、ニューヨークは困惑し、エースを逃したまま、またしても平凡なシーズンを送ることになりそうだった」として、日本人右腕獲得を逃した経緯を綴っている。

 また、レギュラーシーズンではチームが躍進を遂げ、ワイルドカードによりプレーオフ出場を果したことで、「今、ニューヨークの雰囲気は最高潮に達しており、ロッカールームでは、昨年の冬に誰がメッツでプレーすることを決めたのか、決めなかったのか、あまり考えていない可能性が高い」と指摘するも、続けて、「しかし少なくとも、オーナーのスティーブ・コーエンの頭の中にはそのことが残っているはずだ」と主張。

 さらに、今回の対戦について同メディアは、「ニューヨークでプレーするチャンスを断った選手に、どれだけ後悔するかを示す絶好の機会」と説いており、加えて、「ヤマモトがコーエンの提示した金額を断ったのは、メッツの競争力の状況を見ての判断だったのだろう。しかし、今週のシリーズでニューヨークがその判断が誤りだったことを証明するチャンスとなるはずだ」などと論じている。

 トピックの内容の様に、まさにメッツ球団の関係者やファンにとって山本が、“因縁の相手”であることは間違いないだろう。今回の山本とメッツの対戦はシリーズの行方と同様に、大きな見どころのひとつとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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