イタリアの名門イベント、ラリーレジェンドが10月10日〜13日にサンマリノで開催され、WRC部門ではフォード・プーマ・ラリー1ハイブリッドで参戦したMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーが圧勝を飾った。 クラシック部門ではシモーネ・ロマ…
イタリアの名門イベント、ラリーレジェンドが10月10日〜13日にサンマリノで開催され、WRC部門ではフォード・プーマ・ラリー1ハイブリッドで参戦したMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーが圧勝を飾った。
クラシック部門ではシモーネ・ロマーニャ(ランチア・デルタ・インテグラーレ16V)、ヒストリックスではシモーネ・ブルソリ(ポルシェ911SCRS)がトップフィニッシュを飾った。
現役WRCワークスドライバーとしての能力を存分に発揮したフルモー。木曜日に行われたスプリント・レジェンドレースでは油圧系のマイナートラブルに見舞われたもののすぐに気持ちを切り替え、ラリーでは設定された全12SSをベストタイムで並べ、完勝を飾った。
「2020年にも参戦したことがあるラリーレジェンドに、また戻ってこれてうれしい。雰囲気はよりあたたかになって、スペクテイターの情熱も高まっていた。このラリーフェスティバルにプーマ・ラリー1ハイブリッドを持ち込んだのは、本当に素晴らしいことだよ」とフルモーは語った。
また、2023年の全日本ラリーJN-1クラス王者で、今回はシトロエンC3WRC+でヤンネ・フェルムをコ・ドライバーに迎えて参戦したヘイキ・コバライネンが3位でポディウムフィニッシュを飾った。コバライネンは「The Legend」のステージで最も豪快なジャンプを披露したことで、ピレリ・ベストジャンプトロフィーも受賞した。
コバライネンは自身のSNSで「本当に楽しいイベントで、素晴らしいステージとたくさんのファンが盛り上げてくれた。ターマックのステージに戻ってこれたこともよかった。健康面はとても調子がいいので、心臓の手術からの回復も順調だよ 👊🏻👊🏻
Sectolabs & Gino Rally Investのクルーに心から感謝している。C3WRC+で本当に楽しい時間を過ごした」とコメントを寄せている。コバライネンは、10月18日〜20日に岐阜県で開催される全日本ラリー選手権最終戦に、トヨタGRヤリス・ラリー2でJN-1クラスにエントリーしている。
ラリーレジェンド2024 最終結果
1 A.フルモー(フォード・プーマ・ラリー1ハイブリッド) 44:23.3
2 L.ペデルソリ(ヒョンデi20クーペWRCプラス) +1:56.1
3 H.コバライネン(シトロエンC3WRCプラス) +2:47.2
4 S.ボイテック(シトロエンC3WRCプラス) +3:10.0
5 A.オテロ‐クインテラ(シトロエンC3WRCプラス) +3:15.5
6 S.カロン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:34.0
7 M.プリチェッリ(シトロエンDS3WRC) +3:48.4
8 R.ロペス(シュコダ・ファビアR5) +4:34.2