「ITTFアジア卓球選手権2024」は12日、女子シングルス4回戦が行われる。世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同17位の大藤沙月(ミキハウス)と対戦する。伊藤は今大会団体戦メンバーに名を連ね、中国が出場する大会では50年ぶりの金メ…

「ITTFアジア卓球選手権2024」は12日、女子シングルス4回戦が行われる。世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同17位の大藤沙月(ミキハウス)と対戦する。

伊藤は今大会団体戦メンバーに名を連ね、中国が出場する大会では50年ぶりの金メダル獲得に貢献した。シングルスでも上位進出と優勝争いに向けて重要な戦いを迎える。

◆【速報】張本美和、インドの“異質選手”バトラを3-1撃破で準々決勝進出 ベスト4入りかけて世界6位の中国選手と激突

■早田も練習中に腕を痛め決断

今回のシングルスでは団体戦に出場していた世界1位の孫穎莎(中国)が調整不足を理由に棄権を発表。また、団体戦では起用されずに調整していた早田ひな(日本生命)も再び腕を痛めて棄権となり、本命とされていた2選手が欠場しての戦いとなっている。

そんななか、伊藤は2回戦でネダ・シャハサバリ(イラン)相手に3-0ストレート勝ちで好発進し、3回戦ではアイヒカ・ムカルジー(インド)に1ゲームを失ったものの3-1で勝利。ベスト16へと順当に駒を進めた。

そんな伊藤と戦うのは日本の大藤で、2回戦でストレート勝ちして迎えた3回戦では、スターシニー・サウェッタブット(タイ)に先手を取られ、1-2ビハインドとなったなか逆転勝ちを収め、伊藤との対戦にたどり着いた。

孫穎莎と早田が大会を去った今回のトーナメントは、団体戦決勝で中国選手に2点取りした張本美和(木下グループ)や王芸迪、陳幸同といった世界ランク上位につける中国勢、韓国のエースであるシン・ユビンといった選手が上位をかけて争ってくると見られる。伊藤が20歳の大藤相手に勝利を収めることができれば、この争いに割って入る可能性は十分にある。

日中のエースが棄権したなか行われているカザフスタンでの戦い。国際大会で奮闘を続ける伊藤が成長著しい大藤を退けて、優勝争いに参戦できるのか。

◆【速報】張本美和、木原美悠ペアがシンガポールペアに会心勝利 3-1で下しベスト4進出、金メダル争いにも期待

◆日本女子に敗れた中国エース・孫穎莎が全種目棄権、中国に衝撃、コーチ陣への批判やまず」

◆<卓球>中国女子チームはなぜ日本に負けたのか―中国人記者