「ITTFアジア卓球選手権2024」は12日、女子シングルス4回戦が行われる。団体戦では50年ぶりとなる中国参加大会での金メダル獲得となった日本女子。シングルスでの戦いにも注目が集まっている。 そんななか、早田ひな(日本生命)が左腕の負傷の…

「ITTFアジア卓球選手権2024」は12日、女子シングルス4回戦が行われる。団体戦では50年ぶりとなる中国参加大会での金メダル獲得となった日本女子。シングルスでの戦いにも注目が集まっている。

そんななか、早田ひな(日本生命)が左腕の負傷のため棄権を発表。エースが大会から姿を消したなか、勝ち上がりを決めた選手たちの活躍に期待が高まる。

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■張本美は準々決勝で中国選手と対戦か

日本女子は今大会団体決勝で中国を3-1で下して王国撃破に成功。その勢いのままシングルスでも上位進出が期待される。

そのなかで懸念されていたのが団体戦でメンバー入りしながらも出番なしに終わっていた早田の状態。パリ五輪で痛めた左腕の負傷からの復帰を目指していた早田だが、自身のインスタグラムで今大会の調整中に再び腕を痛めたとして、シングルスを棄権することを発表した。

シングルスはここまで、平野美宇(木下グループ)が3回戦で李恩惠(韓国)相手に敗れ順位決定戦に回ったなか、他の3選手は順調に勝ち上がっており、団体優勝に貢献した張本美和(木下グループ)は2回戦、3回戦ともにストレートで勝ち上がり4回戦へ。マニカ・バトラ(インド)との戦いを迎えるが、同じ山には世界ランキング6位の陳幸同(中国)が勝ち上がっており、準々決勝に進出すれば激突する可能性がある。

また、伊藤美誠(スターツ)と大藤沙月(ミキハウス)はそれぞれベスト16に勝ち上がり、準々決勝をかけた直接対決が実現。世界ランキングでは伊藤が9位、大藤が17位で伊藤に分があるが、国際大会で実績を重ね成長を見せる大藤の戦いはポイントとなってくる。

準々決勝をかけて3選手がそれぞれの戦いに挑む日本女子。快挙を成し遂げた団体金メダルの勢いのまま、シングルスでも表彰台をつかめるかは注目となる。

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