「ITTFアジア卓球選手権2024」は9日、女子団体の決勝が行われ、第4シードの日本は第1シードの中国と対戦。ゲームカウント3-1で勝利して、金メダルを獲得した。50年ぶりの快挙を成し遂げた日本女子にはシングルスでの戦いも期待が高まる。そん…
「ITTFアジア卓球選手権2024」は9日、女子団体の決勝が行われ、第4シードの日本は第1シードの中国と対戦。ゲームカウント3-1で勝利して、金メダルを獲得した。
50年ぶりの快挙を成し遂げた日本女子にはシングルスでの戦いも期待が高まる。そんななか、大本命と見られていた世界1位の孫穎莎が自身のSNSで残り種目の棄権を発表。優勝争いの行方が注目される。
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■北朝鮮選手にも敗れ精彩欠いた女王
団体決勝の4番手で張本美和(木下グループ)と対峙した孫穎莎は、2ゲームを先取しながらも3ゲームを立て続けに返されて逆転負け。今大会はパリ五輪ダブルス銀メダルの金琴英(北朝鮮)にも敗れており、中国の絶対的なエースが精彩を欠いていた。
そんななか、10日に中国のSNS・微博(ウェイボー)を更新した孫穎莎は、エントリーしていた今大会の残り試合を棄権することを発表。シングルスの戦いが始まるなか、“絶対本命”の離脱により優勝争いが注目される。
日本女子は早田ひな(日本生命)、張本美、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)の5選手が団体戦に引き続きエントリー。来年ドーハで行われる「世界卓球個人戦」の出場権もかかっており、各選手上位進出が求められてくる。
注目されるのがパリ五輪で負傷を負って以来、国内外の大会を欠場していたエース早田の復帰。今大会団体戦はエントリーしたものの出場はなしに終わっており、シングルスではどのような姿を見せて回復をアピールできるかは気になるところ。
また、団体決勝で中国勢に2点取りした張本美にも注目が集まる。今大会シングルス、ダブルス、混合ダブルス、団体と各種目でフル稼働の面は懸念材料だが、勢いそのままにシングルスでも優勝争いに絡みたい。
団体戦で50年ぶりの快挙を成し遂げた日本女子。絶対本命の孫穎莎が棄権を発表したなか、各選手がシングルスでどのような活躍を見せるのかは注目が集まる。
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