グリズリーズの河村勇輝が7日（日本時間8日）、プレシーズンマッチのマーベリックス戦で途中出場し、“NBAデビュー”を果たした。第4クオーター、残り9分16秒からプレー。3ポイントシュート（3P）を決めるなど5得点3アシストをマークし、チーム…
グリズリーズの河村勇輝が7日（日本時間8日）、プレシーズンマッチのマーベリックス戦で途中出場し、“NBAデビュー”を果たした。第4クオーター、残り9分16秒からプレー。3ポイントシュート（3P）を決めるなど5得点3アシストをマークし、チームの勝利（121－116）に貢献した。試合後、河村のパフォーマンスに対してはマーベリックスサイドからも称賛の声があがった。
◆【実際の映像】河村勇輝がプレシーズン初陣で見せた躍動ぶり！3Pシュートに巧みなアシストなどアピールした9分間のプレー
■コートに入って34秒後に3P成功
プレシーズンマッチ初戦となったこの日、河村はベンチスタート。前半から大きな声でチームメートを鼓舞し続けた。待望の瞬間が訪れたのは最終クオーター、残り9分16秒。プレシーズンマッチとはいえ、ついにNBAのコートに立った。
そして、そのわずか34秒後。左コーナーでボールを受けると3Pシュートを沈め、“NBA初得点”をマークした。残り5分18秒の場面ではドライブでファウルを誘い、獲得したフリースローを2本決めた。
また、味方が決め切れなかったためにアシストこそ付かなかったが、好パスを次々と供給し、得点のお膳立てをした。そのほか、ジェイレン・ウェルズに見事なノールックパスを通すなどデビュー戦で輝きを放った。
■身長は低いが「本当に素晴らしい」
9分16秒の出場で5得点3アシストをあげた河村について、対戦相手のジェイソン・キッドHCは「彼は本当に素晴らしい。いい選手だ」と称賛。特にスピードと献身性を評価し、「身長は5フィート8インチ（約172センチ）だが、アタックする能力、プレーメークする力は素晴らしい。今夜の彼はメンフィスにとって本当に素晴らしいプレーをした」とコメント。最後は「NBAでのキャリアがうまくいくことを願っている」とエールを贈った。
同HCは19シーズンに渡る現役生活の中でファイナルに3回進出し、マーベリックスの初優勝にも貢献。殿堂入りも果たしており、まさにレジェンドと呼ばれる1人だが、何より河村自身が以前、「NBAの歴代最強ベスト5」という企画の中で選出していた人物だ。
そんな名プレーヤーであり、名将の道を歩む同HCに認められた河村。現在は9月に結んだ「エグジビット10契約」でキャンプに参加しているが、今後はNBAと下部Gリーグを行き来できる「ツーウェー契約」への切り替えを目指すことになる。日本人4人目のNBA選手へ、まずはアピールに成功した。
◆【実際の映像】河村勇輝がプレシーズン初陣で見せた躍動ぶり！3Pシュートに巧みなアシストなどアピールした9分間のプレー
◆河村勇輝をチームメートが称賛「才能がある、米国で成功するだろう」 ドラフト1位の大型新人もあ然「本当にうまい」
◆レイカーズ新HC、八村塁を巡る質問にいら立ち？ 記者の問いかけに「あなたが作り出した物語。あなたが答えて」
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— NBA Japan (@NBAJPN) October 8, 2024
