ペレスとの契約は来季も残ってはいるが…(C)Getty Images 今シーズンのF1はいよいよ残り6レースとなった。ドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルの行方も混沌としてきていることに加え、来季へ向けた各チームのドライバー決定に向…
ペレスとの契約は来季も残ってはいるが…(C)Getty Images
今シーズンのF1はいよいよ残り6レースとなった。ドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルの行方も混沌としてきていることに加え、来季へ向けた各チームのドライバー決定に向け、さまざまな動きをみせている。
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その中で、王者レッドブルのシートをめぐっての噂や憶測が途絶えない。すでに、来季もマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスのコンビ継続が発表されているものの、現在もラインナップ変更の可能性があると伝えられている。今季不振が続くペレスの去就がシーズン終盤を迎えても話題となっており、今月に入りレッドブルグループの重鎮、ヘルムート・マルコ博士が、自身の母国オーストリアメディアによるインタビューで述べた内容が注目を集めている。
レッドブルのフェルスタッペンのパートナーとなるNo.2ドライバーでは、若手起用を望んでいるとして、「理想的には、我々のジュニアプログラムの誰かと(彼と)一緒に戦うことだ」と明かしたという。そして、これに各国メディアが反応。オランダスポーツサイト『Sport judge』では、マルコ氏のコメントを取り上げており、「この言葉はモータースポーツ界に響き渡り、ペレスの将来が危うくなる可能性を示唆した」と論じている。
また、ペレスの母国であるメキシコメディア『Tribuna Sonora』でも、「セルジオ・『チェコ』・ペレスのレッドブルでの物語は、2シーズン契約を更新したにもかかわらず、予想よりも早く終わる可能性がある」と指摘。「ヘルムート・マルコはペレスの去就について明言しなかった」と綴りながら、「現在のところ、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは2025年シーズンもレッドブル・レーシングの主力ドライバーとして続投する見込みだが、チームにとって次のシーズンの見通しは不透明だ」と説いている。
加えて、「特に、ペレスにとっては不確実な状況だと言える。2人とも契約は有効だが、来シーズン開幕戦となるオーストラリアGPで彼らが同じシートに座るかどうかは保証されていない」などと見解を示した。
今季中盤以降、表彰台からも遠ざかり、ポイント獲得もままならないペレス。劣勢を強いられているコンストラクターズタイトルの行方も危うくなっている中、迎える残り6レースのパフォーマンスで、首脳陣の印象を覆すことができるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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