鹿島アントラーズは9日、中後雅喜トップチームコーチ(42)の監督就任を発表した。 また、プログループマネージャーを務める中田浩二氏(45)のフットボールダイレクター就任、本山雅志アカデミースカウト(45)と羽田憲司氏(42)のトップチーム…

鹿島アントラーズは9日、中後雅喜トップチームコーチ(42)の監督就任を発表した。

また、プログループマネージャーを務める中田浩二氏(45)のフットボールダイレクター就任、本山雅志アカデミースカウト(45)と羽田憲司氏(42)のトップチームコーチ就任も発表している。

駒澤大学から鹿島に加入しプロキャリアをスタートした中後氏は、ジェフユナイテッド千葉、セレッソ大阪と渡り歩き、2012年から東京ヴェルディでプレー。2017シーズンをもって現役を引退し、東京Vの下部組織で監督やコーチを務めた。

2024年からはランコ・ポポヴィッチ氏(56)の監督就任にともない、鹿島のトップチームコーチに就任。先日発表されたポポヴィッチ監督の電撃解任を受けて指揮官へ昇格。同じくクラブOBの中田FDのもと、本山氏と羽田氏がコーチとして支える布陣となった。

新たに鹿島をけん引する4名はクラブを通じてコメントしている。

◆中後雅喜監督

「まずはチームのために走る、戦うという、クラブが今まで大切にしてきた基礎を改めて徹底し、全員が同じ方向を向いて戦うために意識を合わせていきたいと思います。どんな状況でも勝利を目指し、一体感を発揮することがアントラーズの伝統であり、強みなので、自分たちにフォーカスしながら、ファン・サポーターの皆様とともに今シーズン残り6試合を勝利のために戦っていきます。応援、よろしくお願いします」

◆中田浩二FD

「アントラーズのため、伝統を継承しながら全員が団結して戦い、勝利という使命を果たすことが自分の仕事だと思っています。強化責任者としてチームを良い方向へ導けるよう、選手、スタッフ、フロントと手を携えながら、全力を尽くしていきます」

◆本山雅志コーチ

「中後監督のサポートとともに、監督と選手の橋渡し役になることが求められるので、コーチとしての役割をしっかり果たせるよう頑張ります。アカデミースカウトと兼務にはなりますが、アントラーズの勝利に貢献するため、自分の持っているすべてを捧げたいと思います」

◆羽田憲司コーチ

「今シーズンも残り6試合というタイミングですが、最後まで監督、選手を支え、クラブのため、勝利のために、全力を尽くします。アントラーズファミリー全員で戦いましょう」

また、小泉文明代表取締役社長も新体制にあたりコメントしている。

「10月6日にリリースした通り、シーズン途中にはなりますが、吉岡宗重フットボールダイレクターの退任、ポポヴィッチ監督とミランコーチの解任を発表しました。これまでの鹿島アントラーズに対する貢献と献身的な仕事に対して、感謝申し上げます。同時に、クラブのトップとしてこの結果を重く受け止めています」

「クラブは本日から、中後雅喜監督、本山雅志コーチ、羽田憲司コーチ、強化責任者に中田浩二フットボールダイレクター(FD)という体制で、新たなスタートを切ります。まずは、今シーズンのリーグ戦残り6試合をクラブ一丸となって戦い、勝利のため、選手の力を最大限発揮させることに集中していきます」

「また、中長期的な視点に立った強化戦略が求められていることも理解しており、強化部門の先頭に立つ中田FDをしっかりとサポートするとともに、勝利を追求するという伝統を守りながら、チームを成長、発展させていく必要があります。クラブがこれまで大切にしてきた結束力を選手、スタッフ、フロントが協力して示し、これからもファン、サポーターの皆様とともに戦ってまいります」