レッドソックスで苦心が続いた吉田。今オフはさまざまな噂が上がりそうだ。(C)Getty Images 勝負の冬となりそう…

レッドソックスで苦心が続いた吉田。今オフはさまざまな噂が上がりそうだ。(C)Getty Images
勝負の冬となりそうだ。メジャー2年目を終えた吉田正尚(レッドソックス)である。
2024年に吉田が残した最終成績は、出場108試合で打率.280、10本塁打、56打点、OPS.764。前半戦での離脱原因となった左手親指に加え、右肩にも不安を抱えるなど怪我に苦しんだ31歳は、外野での守備機会はわずか1イニングのみ。本領を発揮しきれたかと言えば、そうではなかった。
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チーム内での競争でも敗れ、スタメンから外れることも少なくなった。ゆえに今オフにトレードも論じられている。レッドソックスの地元放送局『Mass Live』は「ヨシダの将来は明らかに疑問視されている」と指摘。現スカッドに左の外野手が重複していることから、「ヨシダの卓越した打撃スキルがサイコロを振る価値があると他球団が考えると期待しなければならない」と売り手に回る可能性を伝えた。
「ヨシダとの間に残る年俸の一部を負担すれば、トレード交渉はスムーズに進むかもしれない。編成のトップであるクレイグ・ブレスローは、チーム状況を見直した昨冬にもトレードの可能性を探ったが、この冬も間違いなく模索するはずだ。それはヨシダが失敗したからではなく、その方がレッドソックスにとって都合よくピースがハマる」
5年総額9000万ドル(約110億円)で大型契約を締結していた吉田。買い手となる球団の年俸負担は小さくないだけに交渉は一筋縄ではいかなさそうだが、果たしてレッドソックスは話し合いに本腰を入れるのか。
いずれにしても、吉田にとって、今オフは定位置奪取に向けた正念場となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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