ドジャースとの白熱のバトルを続けるパドレスナイン。(C)Getty Images 白熱するライバル関係を収めるべく、異例の注意喚起が行われた。 現地時間10月8日に本拠地ペトコ・パークで行われるドジャースとの地区シリーズ第3戦を前に、パドレ…

 

ドジャースとの白熱のバトルを続けるパドレスナイン。(C)Getty Images

 

 白熱するライバル関係を収めるべく、異例の注意喚起が行われた。

 現地時間10月8日に本拠地ペトコ・パークで行われるドジャースとの地区シリーズ第3戦を前に、パドレスのエリク・グルーナーCEOがチケット購入者に向け、「あなたの周りの人々に礼儀と良いスポーツマンシップを見せながら、あなたが持っているすべてでパドレスを応援し続けてください」とメッセージを発信したことが明らかになった。

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 発信のキッカケとなったのは、現地時間10月6日に敵地で行われた同シリーズ第2戦での騒動だ。

 この試合の6回にドジャースの先発右腕であるジャック・フラハティがフェルナンド・タティスJr.に死球を与えると、続くジュリクソン・プロファーが、ドジャースの捕手ウィル・スミスと口論に。その後、フラハティがマニー・マチャドを空振り三振に切って取ると、今度は2人が口論する展開となった。

 さらに7回裏にホームチームの攻撃中には、左翼席の観客席からボールやゴミが投げ込まれ、左翼手のジュリクソン・プロファーが激怒。場内には「フィールドに物を投げ込まないで」というアナウンスまで流され、試合は一時中断した。

 試合後も球場周辺で双方のファン同士が揉める事態となるなど、いざこざが絶えなかった。ゆえにグルーナーCEOは、ホームの観客に向けて毅然とした態度を示したわけである。

 グルーナーCEOは、こうも記している。

「私たちの試合は、選手とファンがチームと街のために持っているすべてを提供し、相手チームの選手とファンに敬意とスポーツマンシップを示す最高の機会です。ペトコ・パークでは、他人に対する虐待的な発言や行動に言い訳はありません。

 フィールドに物を投げたり、攻撃的、不快、悪意、または虐待的なコメントをしたりするなどは違反に対する例外なき措置の対象になります。行動規範に違反したゲストは、返金なしですぐにペトコ・パークから追い出されます」

 今回のドジャース戦に向けてパドレスはサンディエゴ・カウンティ、サザン・オレンジカウンティ、ウェスターン・アリゾナ、ラスベガスと本拠地周辺地域に限定してチケットを販売。完全ホームゲームとなるため、地元ファンのモラルが問われる一戦ではある。ゆえに球団幹部が強いメッセージを発信したのかもしれない。

 両軍選手がいがみあったことで、予想以上にヒートアップしている今回の地区シリーズ。果たして、サンディエゴでの戦いはいかなる結末を見るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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