10月8日(現地時間10月7日)、河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズが、NBAプレシーズンゲームでダラス・マーベリッ…
10月8日(現地時間10月7日)、河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズが、NBAプレシーズンゲームでダラス・マーベリックスと敵地アメリカン・エアラインズ・センターにて対戦。エグジビット10契約でチームに帯同する河村が、プレシーズンゲーム初戦に途中出場した。
待望の瞬間は、1点ビハインドの98-99で迎えた第4クォーター残り9分16秒、ルーク・ケナードに代わって背番号17の河村がコートイン。いきなり左コーナーから放ったオープンスリーを成功し、プレシーズンゲーム初出場初得点をマークすると、同残り5分には果敢にリングアタックしファウルを誘発。フリースローを2本揃えてスコアを伸ばした。
精力的にコートを駆け回る河村は、ハイペースに打ち合う乱戦模様の中で、ペイント内で待つジェイレン・ウェルズ(F/199センチ)へパスを通し初アシストも記録。タイムアウト明けのセットプレーでもアシストを記録した河村は、その後も一進一退のクロスゲームのなかで攻守の起点となり、最終スコア121-116で勝利した瞬間もコート上に立った。
河村はNBAでの“実戦デビュー”を飾った一戦で、9分16秒のプレータイムを得て、フィールドゴール成功率50.0パーセント、5得点3アシストをマーク。プレシーズンゲーム初戦を白星で飾ったグリズリーズは、完全復活が期待される主戦ガードのジャ・モラントが第3クォーターに負傷交代。チーム最多17得点を挙げたブランドン・クラークら5名が2桁得点を記録した。
山口県出身で現在23歳の河村は、2022年に“名門”東海大学を中退してプロ転向。横浜ビー・コルセアーズの主力ガードとして2022-23シーズンに新人王とMVPの同時受賞など個人6冠に輝くと、昨シーズンは2年連続のアシスト王、ベストファイブに選出。日本代表としても活躍するなか、パリ2024オリンピック直前にグリズリーズとのエグジビット10契約に合意し、夢のNBA入りへの挑戦権を手にした。9月の渡米後はトレーニングキャンプをこなし、プレシーズンゲームでもチームに帯同している。
次戦は、日本時間11日9時からホームのフェデックス・フォーラムで行われるシャーロット・ホーネッツ戦。契約奪取へ再アピールなるか、NBA入りを目指す河村の挑戦に注目だ。
■試合結果
メンフィス・グリズリーズ 121-116 ダラス・マーベリックス
MEM|32|28|33|28|=121
DAL|29|31|30|26|=116