チームの主軸であるベッツの活躍が求められている(C)Getty Images  ドジャースは現地10月6日(日本時間7日)に本拠地で行われた地区シリーズ第2戦のパドレス戦に2-10と大敗、これで1勝1敗のタイとなった。…

 

チームの主軸であるベッツの活躍が求められている(C)Getty Images

 

 ドジャースは現地10月6日(日本時間7日)に本拠地で行われた地区シリーズ第2戦のパドレス戦に2-10と大敗、これで1勝1敗のタイとなった。

【動画】ポストシーズン初アーチ!大谷翔平が3ランを放つシーン

 打線は相手先発のダルビッシュ有を打ち崩せず。第1戦に同点3ランを含む5打数2安打3打点とチームをけん引した大谷翔平もこの試合では、4打数無安打と封じ込められた。

 大谷は第1戦の4打席目から4三振を喫するなど、6打席連続で凡退となっている。

 また、好調なパドレス打線に対するには投手陣に不安も残る中、とにかく打ち勝つことが求められているが、不動のMVPトリオの一人、ムーキー・ベッツのバットの湿り具合もここにきて心配されている。 

 大谷の後を打つ2番のベッツは第2戦では1打席目に左翼へのホームランかと思われる打球を放ったが、ジュリクソン・プロファーの好守に阻まれる不運もあった。昨年の地区シリーズも11打数無安打だったことがクローズアップされたが、今シリーズでも2試合ノーヒット、PSにおいては22年の地区シリーズ第3戦の敵地・パドレス戦で初回に中前打を放ったのを最後に29打席連続無安打と長いトンネルを抜け出せないでいる。

 ベッツといえばレッドソックス時代の18年にはMVPにも輝いた、走攻守にすぐれたメジャー屈指のスラッガー。今季も開幕当初はリードオフマンとして、チームのスタートダッシュに大きく貢献した。その後、けがによる離脱がありながらも、レギュラーシーズンでは打率「.289」、19本塁打、75打点、出塁率「.372」としっかりスタッツも残した。優れたキャリアを誇る選手でも追い込まれるのがPSの怖さともいえる。

 一方、MVPトリオの一人、フレディ・フリーマンもこの試合では捻挫していた右足首の違和感を訴え、6回表の守備から交代と3戦目以降の出場が危ぶまれている。

 いずれにせよシーズンをけん引したMVPトリオが奮起しなければ、目指す地区シリーズ突破も見えてこない。

 第3、4戦は現地8、9日(日本時間9、10日)にパドレスのホーム、サンディエゴのペトコパークに舞台を移して戦う。

 先に3勝したほうが勝ち上がりの短期決戦の中で果たして1、2番がチームを勢いづけられるか。引き続き、注目の試合となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

【関連記事】異次元のWAR9.2でもMVPにあらず メッツ指揮官が大谷翔平に異論「我々は“最も価値がある選手”について話している」

【関連記事】ジャッジこそ“No.1” 「守れない」大谷翔平との比較論で米誌編集長が断言する理由「オオタニの貢献は攻撃面だけ」

【関連記事】今冬も異次元の大型補強は必至? 米メディアがドジャースの32HR&112打点の大型遊撃手獲得を予測「無限の資金もある」