DeNAに加入した中川颯は勝利やセーブ、本塁打など“初物づくし” DeNA・中川颯投手が6日にバンテリンドームで行われた中日戦でプロ初セーブをあげた。オリックスを戦力外となり今季からDeNAに入団するとサブマリン投法…

DeNAに加入した中川颯は勝利やセーブ、本塁打など“初物づくし”

 DeNA・中川颯投手が6日にバンテリンドームで行われた中日戦でプロ初セーブをあげた。オリックスを戦力外となり今季からDeNAに入団するとサブマリン投法でプロ初勝利や初ホールドなど7つの“初モノ”を経験。ファンからも「可能性の塊」「飛躍の年」といったコメントが寄せられていた。

 2020年ドラフト4位でオリックスに入団したが、1軍登板は2021年のわずか1イニングのみ。育成で臨んだ2023年も結果を残せず2年連続で戦力外を通告されたが、同年11月に地元のDeNAが支配下での獲得を発表した。

 4月4日の阪神戦で移籍後初登板となるプロ初先発。その後4度の救援登板を経て同30日の中日戦では先発で6回1失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。

 5月は月間防御率10.54、6月は同4.50と流れに乗れずに2軍へ降格したが、8月7日に1軍復帰すると9月5日の広島戦でプロ初ホールドを挙げた。8、9月は月間防御率2点台と好投し、レギュラーシーズン最終戦の中日戦で初セーブを記録した。

 25歳は投げるだけではない。打席でも驚異の打撃センスを発揮。4月24日の阪神戦で初犠打。同30日の中日戦でプロ初安打を放つと、5月18日の中日戦では豪快な右越え2ランで初アーチ&打点を挙げた。さらに初犠打も決めている。

 投げては29試合に登板し、3勝負けなしの5ホールド1セーブで防御率4.42。打撃では打率.250、1本塁打3打点と投打で活躍し、チームの3位でのAクラス入りに貢献した。この活躍ぶりにネット上のファンからは「来てくれてありがとう」「めでたい」「CSも頑張って」「CS、日本Sも頼みます」「存在が大きかった」「全部やった?」「サイコーだ」「立派すぎる」といったコメントが並んでいた。(Full-Count編集部)