【MLB】パドレス 5-4 ブレーブス(10月2日・日本時間3日/サンディエゴ)【映像】ダルビッシュ登場で「Beat LA!」球場騒然の瞬間 日本人投手2人の姿と共に、球場はとてつもない熱狂に包まれた。 パドレスがワイルドカードシリーズで連…

【MLB】パドレス 5-4 ブレーブス(10月2日・日本時間3日/サンディエゴ)

【映像】ダルビッシュ登場で「Beat LA!」球場騒然の瞬間

 日本人投手2人の姿と共に、球場はとてつもない熱狂に包まれた。

 パドレスがワイルドカードシリーズで連勝を飾り、ドジャースと対戦する地区シリーズ進出を決めると、マウンド上は選手たちが集まり歓喜の輪をつくった。そこに遅れて加わったのがダルビッシュ有投手と松井裕樹投手だ。ファンによる「Beat LA!」の大合唱が本拠地ペトコ・パークに響き渡る中、このシリーズでの登板機会はなかった2人に対しても次の戦いに向けた期待感が高まる一幕であり、ファンもSNSなどで「次は君たちの番だ!」と盛り上がりを見せている。

 メジャー13年目のダルビッシュは今季、16試合に先発して7勝3敗、防御率3.31の成績を収めた。途中、故障者リスト入りなどで満足のいく登板機会ではなかったものの、ナ・リーグ西地区のライバル、ダイヤモンド・バックスを追いこみ逆転した終盤戦を含め、9月は3勝と大車輪の活躍。勝率.700と圧巻のパフォーマンスを発揮した。

 一方、メジャー初挑戦となった松井も64試合に登板して4勝2敗、防御率3.73、9ホールドを記録。パドレスの守護神ロベルト・スアレス投手に次ぐ登板数でチームへの貢献を続け、自身初のポストシーズンを迎えた。

 ワイルドカードシリーズでは両者共に登板はなかったものの、ダルビッシュはドジャースとの地区シリーズ第2戦、6日(日本時間7日)の先発が有力視されるなど、同地区のライバル同士の対決は白熱必至だろう。

 それにしても、パドレスはドジャースへの“敵視”と異様なほどの執念を感じさせている。ワイルドカードシリーズ初戦の1回、ブレーブスを相手に主砲フェルナンド・タティス外野手が先制2ランを放つと、早くも球場からは「Beat LA!」の大合唱が響き渡り、騒然とした雰囲気の中で試合が行われていた。

 この日も、連勝で地区シリーズへの切符を手にすると、選手たちがグラウンド上で抱き合って喜びを分かち合う中、やはり球場は「Beat LA!」のコールで包まれ、歓喜以上に打倒ドジャースに燃えているようだった。パドレスは今季、ドジャースと13試合を戦い、8勝5敗と上回った。2022年のポストシーズンでも地区シリーズで対戦して3勝1敗と退け、リーグチャンピオンシップシリーズへと駒を進めている。しかし、ファンにとっては今季、最終盤の直接対決に敗れ、目の前で地区優勝を決められてしまった屈辱の感情が大きいはずだ。

 ドジャースには絶対に負けられない──。そんな鬼気迫る雰囲気を醸し出すパドレスは5日(同6日)、山本由伸が登板予定の地区シリーズ初戦を迎える。ダルビッシュは2戦目の予告先発が発表されているが、大谷翔平との日本人対決にも注目が集まる地区シリーズ、果たしてどんな結末が待っているだろうか。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)