岡本らが形成するクリーンアップは迫力十分だ(C)Getty Images 野球の第3回プレミア12が11月に開催される。井端弘和監督率いる侍ジャパンは、11月13日の開幕戦でオーストラリアと激突。バンテリンドームナゴヤで開催予定だ。…

岡本らが形成するクリーンアップは迫力十分だ(C)Getty Images

 野球の第3回プレミア12が11月に開催される。井端弘和監督率いる侍ジャパンは、11月13日の開幕戦でオーストラリアと激突。バンテリンドームナゴヤで開催予定だ。

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 その後、台湾に会場を移して、韓国、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、ドミニカ共和国とオープニングラウンドを戦ったのち、11月21日からは東京ドームに戻ってスーパーラウンド・決勝に挑む。

 今回はまもなく発表されるであろうメンバー発表の前に、“ガチ予想”をしたい。本稿では野手陣について予想する。

■野手15人はこのメンバーだ!

 プレミア12のロースター枠は、過去大会の例にならうと28人。今回もそれを前提にして話を進める。侍ジャパンは過去2大会でいずれも「投手13人・野手15人」としており、15人の野手を選んでいく。

 筆者の考える、大会3連覇を託したい野手陣はこの15人だ。

<捕手>3名
岸田行倫(巨人)、坂倉将吾(広島)、甲斐拓也(ソフトバンク)

<内野手>7名
岡本和真(巨人)、牧秀悟(DeNA)、矢野雅哉(広島)、村上宗隆(ヤクルト)、長岡秀樹(ヤクルト)、山川穂高(ソフトバンク)、紅林弘太郎(オリックス)

<外野手>5名
森下翔太(阪神)、近藤健介(ソフトバンク)、五十幡亮汰(日本ハム)、辰己涼介(楽天)、小郷裕哉(楽天)

■捕手:坂倉を主戦、甲斐と岸田が支える形

 昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)で正捕手を務めた坂倉が、プレミア12でも主戦を務めるか。打撃センスは折り紙付きで、捕手としてもだいぶ板についてきた印象だ。

 あとの2人は主にバックアップとなるが、甲斐は豊富な代表経験でチームを助けるだろうし、岸田は巨人を優勝に導いたディフェンス能力から抜擢している。

 有力候補の一人だった山本祐大(DeNA)が右尺骨骨折で今季絶望。日本シリーズの復帰を目指しているそうだが、侍入りは現実的に厳しいだろう。

■内野手:牧が井端ジャパンの中心

 一塁と三塁のコーナーポジションを3人、二遊間を4人選んだ。報道では村上、紅林が最終候補入りと言われている。

 村上、岡本、山川にはもちろん長打力を発揮してもらいたい。基本は4番・三塁で村上、5番・一塁で岡本になるか。山川は6番DH、もしくは代打の切り札のイメージだ。

 牧は二塁に入るだけでなく、所属チームと同じく主将的な役割を担ってほしい。APBCでもWBC組から唯一呼ばれたように、井端ジャパンの紛れもない中心選手である。

 遊撃は攻守ともに成長著しい長岡と、APBCで無念の辞退となった紅林が争う形か。矢野がスーパーサブ的なポジションから定位置を奪いにいけると面白い。

■外野手:近藤が間に合うと大きい

 外野手は5人選んだ。事前報道にあった五十幡は、かつての周東佑京(ソフトバンク)のような代走の切り札と考えられ、事実上4枠となる。

 まずは近藤が選べるか否かでチームの形が変わってくる。右足首ねんざで一時戦列を離れていたが、CS以降は出場の見込み。患部の状態によってはDHになるかもしれないが、打撃能力は球界屈指。ぜひメンバーに加えたい。

 勝負強さが際立つ森下はAPBCに続いて実力を発揮してもらいたいし、辰己と小郷には所属チーム同様に鉄壁の右中間コンビを形成するのを期待したい。

■オーダーの一例
(右)森下
(遊)長岡
(左)近藤
(三)村上
(一)岡本
(指)山川
(二)牧
(捕)坂倉
(中)辰己

■プレミア12・侍ジャパン試合日程
<オープニングラウンド>
11月13日:vs.オーストラリア(@バンテリンドームナゴヤ)
11月15日:vs.韓国(@台湾・台北ドーム)
11月16日:vs.チャイニーズ・タイペイ(@台湾・台北ドーム)
11月17日:vs.キューバ(@台湾・天母スタジアム)
11月18日:vs.ドミニカ共和国(@台湾・天母スタジアム)
<スーパーラウンド以降>※進出時
11月21~23日:スーパーラウンド(@東京ドーム)
11月24日:決勝or3位決定戦(@東京ドーム)

[文:尾張はじめ]

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