10月1日、川崎フロンターレがACLEのグループステージ第2戦として韓国・光州と対戦した。この試合での判定が、現地勢を混乱させた。 韓国・蔚山との初戦を白星で終えた川崎が、第2戦としてホームに迎えたのは韓国・光州。第1戦で、横浜F・マリ…
10月1日、川崎フロンターレがACLEのグループステージ第2戦として韓国・光州と対戦した。この試合での判定が、現地勢を混乱させた。
韓国・蔚山との初戦を白星で終えた川崎が、第2戦としてホームに迎えたのは韓国・光州。第1戦で、横浜F・マリノスを相手に7得点を奪って勝利したチームである。鬼木達監督も前日会見で「破壊力のある相手」と警戒していたが、前半、PKから先制点を献上してしまう。
得点を欲す川崎は、ハーフタイムに1人を交代するなど積極策に出る。そして、それが実ったかの思われたのが55分の場面だ。GKも含めて最終ラインでボールを回す相手に、まずは小林悠が猛プレス。さらにボールが乱れたところ、橘田健人がプレスをかけてパク・テジュンがパスミスを誘発したかに見えた。
それをシュートにつなげたのが小林で、相手GKが出てくる前に左足でシュート。きれいな弧を描いたボールは鮮やかにネットを揺らしたのだ。喜び小林と橘田だったが、主審は笛を吹いてゴールを認めず。その後、VARが介入したものの、そのまま認められることはなかった。
■「どこがファールやねん!!」「なんで武蔵小杉で中東の笛」
この取り消しに、場内は不満の声が。そして、SNS上でも、以下のようなコメントが寄せられ、多くの不満と混乱を呼んでいた。
「なんで武蔵小杉で中東の笛吹いてんねん」
「VAR機能してないやん」
「こりゃ〜ファールじゃないんじゃないか?VARはどうしたん?確認もせんのかい?」
「これのどこがファールなのか」
「まぁ主審のジャッジがおかしいとは思ったけど改めて見てもやはりおかしい」
「え、これで?VARどーなってんの?」
「どこがファールやねん!!」
小林のポジションはオフサイドではなく、DAZNがライブ中継した映像でも相手選手に当たっていないように見えるが、では、なぜこれが無効になったのか。
他の映像を見ると、実は、橘田健人の足が相手に軽く当たっており、そのファールがゴール無効の理由のようだ。パク・テジュンがボールを左足で受け、その後、右足でコントロールした直後、その右足に橘田の右足が後ろから当たっていたようなのだ。
これを現地で見分けるのはかなり至難の業。それだけに不満の声が出てもおかしくない状況で、さらに、川崎の選手に相手選手が強く当たってもファールを取ってもらえなかった場面があったこともあって、それに拍車がかかったようだ。