レッドブルへの昇格は難しいとされる角田。2026年には新天地を求めるか(C)Getty Images 角田裕毅の所属するビザ・キャッシュアップRB(以下RB)が9月26日、来月開催される第19戦アメリカGPからダニエル・リカルドに代わり、リ…

レッドブルへの昇格は難しいとされる角田。2026年には新天地を求めるか(C)Getty Images

 角田裕毅の所属するビザ・キャッシュアップRB(以下RB)が9月26日、来月開催される第19戦アメリカGPからダニエル・リカルドに代わり、リアム・ローソンを起用すると発表した。噂が途絶えなかったドライバー交替が行なわれたことにより、残りの6レースでのRBの注目度はさらに高まることとなった。

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 不振に喘いでいたベテランがついにチームを去り、角田には引き続きエース格として大きな期待が寄せられている。今季残りのグランプリや、すでに契約を結んでいる来シーズンにおいても、若き日本人ドライバーがチームを引っ張る存在であることは言うまでもない。

 だがその一方で、欧州ではやくも2026年でのドライバーズシートを論じる声も伝えられているようだ。英メディア『F1 OVERSTEER』が現地時間9月27日、角田の去就についての特集記事を配信。その中では、レッドブルへの昇格の可能性など、角田の将来における所属先についての見解が綴られている。

 兼ねてより囁かれていたレッドブルのシートに関しては、「クリスチャン・ホーナーはツノダがマックス・フェルスタッペンと組むチャンスはないと『非公式』で語っている」として、昇格の見込みが少ないと同メディアは指摘。それでも、「しかし、彼は今やグリッドの最前線への道筋を描くことができる」として、2026年でのアストン・マーティン移籍を予想する。

 同メディアは、「24歳のツノダは、約1年後にチームを離れる準備をしている。契約を満了した後、彼はアストン・マーティンに加入する予定で、彼のスポンサーであるホンダとチームを組むことになる」と記していることに加え、「最初はリザーブドライバーとして加入し、フェルナンド・アロンソが引退した後を継ぐ可能性もある」と主張。また、「アストン・マーティンはマックス・フェルスタッペンとの契約を望んでいるが、現段階ではツノダの方が現実的といえるだろう」などと見通している。

 トピックでは他にも、「アストン・マーティンは伝説的なデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイをはじめ、ワールドクラスのエンジニアたちと契約を結び、ワールドチャンピオンを目指している」とチーム体制を評している。

 当面はRBの一員としてグランプリを戦うことは間違いない角田だが、この先もさまざまな可能性が囁かれていくはずだ。いつの時代もF1界のシート事情は日々、何が起こるかわからないのだから。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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