【スプリンターズS／前日オッズ】実力上位馬に妙味あり　“単勝10倍以上”が馬券内率42.9％、複回収値168の好データ合致

JRAは29日、第58回スプリンターズS（GI、芝1200m）の前日最終オッズを発表した。 3連勝でGIタイトルを狙うサトノレーヴ（牡5、美浦・堀宣行厩舎）が単勝2.8倍で1番人気、高松宮記念覇者で昨年2着のマッドクール（牡5、栗東・池添学…

JRAは29日、第58回スプリンターズS（GI、芝1200m）の前日最終オッズを発表した。

3連勝でGIタイトルを狙うサトノレーヴ（牡5、美浦・堀宣行厩舎）が単勝2.8倍で1番人気、高松宮記念覇者で昨年2着のマッドクール（牡5、栗東・池添学厩舎）が単勝7.1倍で2番人気。

以下、ママコチャ（牝5、栗東・池江泰寿厩舎）が単勝7.6倍で3番人気、ナムラクレア（牝5、栗東・長谷川浩大厩舎）が単勝8.0倍で4番人気、トウシンマカオ（牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎）が単勝9.0倍で5番人気で、ここまでが10倍以下。

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■間隔をあけて英気を養った伏兵に警戒

過去10年、1～3番人気が合わせて8勝を挙げる本レース。高松宮記念の4勝と比べると、順当に決まりやすい。

単勝オッズでは、3.9倍以下が【4.2.2.7】で、このうちGI馬が【3.2.0.3】と信頼度が増す。GI勝ちなしが【1.0.2.4】で好走した2頭は、GI好走歴のあったタワーオブロンドンとナムラクレア。3着したダノンスマッシュはスプリント重賞3勝、高松宮記念4着の実績があった。サトノレーヴはGIでも通用するだけの器だが、人気先行となっている面は否めないか。

一方、単勝4.0～9.9倍は【4.3.0.9】。勝率としては3.9倍以下と変わらないものの、前者の回収値が単複ともに75前後で、後者は単勝148、複勝99を記録している。このうち初角10番手以内だった馬が【4.3.0.4】連対率63.6％。ほとんどが逃げ先行馬ではあるが、中団からの差し馬も2勝している。ナムラクレア、マッドクール、ママコチャ、トウシンマカオの実力上位馬から入った方が期待値も高い。

単勝10倍台は【0.2.4.34】で好走馬はすべて5～9番人気。このうち中9週～半年未満に限ると【0.2.1.4】複勝率42.9％、複勝回収値168と、英気を養った伏兵には要警戒だ。昨年は出負けしたが、3歳時に2着したウインマーベルと、香港のビクターザウィナーは侮れない。

単勝20.0～99.9倍の穴馬は【2.3.4.52】。こちらも中4週～半年未満が【2.3.3.32】と間隔をあけた方がプラス。このうち前走馬体重が480～519キロなら【2.1.2.13】とスプリンターらしく馬格がある方が優勢だ。今回馬体重が減って絞れていれば、さらに買い。高配当を狙うなら、エイシンスポッター、ムゲン、ウイングレイテストが絞れて出てくれば押さえても。

馬連は（5）ナムラクレア－（12）サトノレーヴが9.8倍、3連複は（6）ママコチャ－（7）マッドクール－（12）サトノレーヴが18.6倍、3連単は（12）サトノレーヴ→（7）マッドクール→（6）ママコチャが60.6倍で1番人気。