<ウエスタン・リーグ:広島2-5ソフトバンク>◇26日◇由宇ソフトバンク2軍が2年連続15度目のウエスタン・リーグ優勝を飾った。マジック1で迎えた広島戦(由宇)に勝利。1軍もすでにリーグ優勝を決めており、親子Vは20年以来4年ぶりとなった。…
<ウエスタン・リーグ:広島2-5ソフトバンク>◇26日◇由宇
ソフトバンク2軍が2年連続15度目のウエスタン・リーグ優勝を飾った。マジック1で迎えた広島戦(由宇)に勝利。1軍もすでにリーグ優勝を決めており、親子Vは20年以来4年ぶりとなった。松山秀明2軍監督(57)は就任1年目で3度の胴上げ。10月5日に宮崎・ひなたサンマリンスタジアムで行われるファーム日本選手権に出場する。
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3度目の胴上げで松山2軍監督は地面に落ちかけた。慣れない手つきで指揮官を持ち上げる若鷹の姿は初々しかった。「軽いからどこまで上げられんのかな、と思いながらね」。就任1年目でウエスタン連覇。さらに4年ぶりに1軍との親子優勝だ。「選手たちは息子みたいなもの。その選手たちに厳しい言葉をたくさんかけ、最後は笑いながら胴上げしてもらえた。何とも言えない気持ちでしたね」とうれしそうに話した。
0-1の6回1死一、二塁でリチャードが逆転3ラン。広島滝田の直球をバックスクリーン手前まで運んだ。5年連続本塁打王へリーグトップを独走する18号。「優勝は考えずに今日のピッチャーからどう打つかだけを考えて」。1打席前は1死二、三塁で空振り三振。松山監督は「三振で帰ってきて次の打席は3ラン。彼の持ち味なのかな」と苦笑いでうなずいた。
柳町、正木は開幕2軍スタートも中盤以降は1軍のリーグ優勝に貢献。春先の不調を2軍で鍛え直し、1軍に戦力として送り込んだ。笹川、広瀬、石塚は限られた1軍登録期間でプロ初本塁打。松山監督の「1軍で戦える選手を教育していく」というファームの役割を果たしながらの価値ある優勝になった。10月5日のファーム日本選手権でも連覇がかかる。指揮官は「やる以上は勝ちたい。なんとか2連覇できればうれしいのでね。目標に頑張りたい」と手綱を締めた。【只松憲】