次々と偉業を達成している大谷。その凄まじい活躍は彼の知名度を高めている。(C)Getty Images 去る9月19日(現地時間)に、大谷翔平(ドジャース)は前人未到となる「シーズン50本塁打・50盗塁」を達成。その後も勢いはとどま…

次々と偉業を達成している大谷。その凄まじい活躍は彼の知名度を高めている。(C)Getty Images

 去る9月19日(現地時間)に、大谷翔平(ドジャース)は前人未到となる「シーズン50本塁打・50盗塁」を達成。その後も勢いはとどまらず、残り5試合を残して時点で「53-55」に到達し、金字塔がどこまで伸びるかは日々お茶の間を賑わせている。

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 球史に残る成果を上げ、娯楽も尽きない。日本では「時の人」となっている大谷だが、米国内ではどれだけポピュラーな存在になっているのか。そんな興味深いテーマが米番組内で交わされた。

 話題となったのは、オレゴン州ポートランドのラジオ局『KFXX1080 The Fan』のポッドキャスト番組「Primetime With Isaac And Suke」だ。ホストを務めるアイザック・ロッペンハイマー氏が「アメリカでの(アーロン・)ジャッジとオオタニの人気度は同じくらいだと思うけど」という問いかけに対して、ゲストたちが真っ向から反対したのだ。

 ある出演者が「カジュアルなファンはジャッジについて『ワオ。すごく背が高いね』という事は知っているかもしれない。でも、僕が子どもに野球を教えている時に小さい子たちはオオタニについて知っていて、質問をしてくる」と話すと、番組のメインパーソナリティーの一人で、元NFL選手であるジェイソン・スカーネック氏が「僕の周りではスポーツのファンであっても、そうなくてもオオタニのことは誰もが知っていて、みんな何気なく彼のことを話題にしている」と同調。そして、こう論じている。

「正直、そういう人たちからジャッジに関する最後に質問を受けたのはいつだったかすら覚えていないよ。オオタニの広告なんかを見ても分かるが、彼は計り知れない力をもつ存在なんだ。彼は非常にレアな野球選手で、深夜のトーク番組でも話題になる。コメディアンも彼のことをネタにする。いまやオオタニはポップカルチャー的な存在になっている。ジャッジはポップカルチャーではない」

 さらに「私が覚えている限り、今までの野球選手で最後にポップカルチャーになった選手はステロイドを使用していた奴らだ」と振り返るスカーネック氏は「でも、オオタニはそうじゃない」と断言。そして「彼は違う意味で話題になっている。トラウトも偉大だけど、彼ほどではない。オオタニは唯一無二で、生涯に一人の選手だ」と訴えた。

 日本でもたびたび議論となる「大谷人気」。今回のスカーネック氏たちの言うことを鵜呑みにするならば、米国内でも、野球ファンのみならず、一般層の関心事の1つとなっていると言えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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