三笘はキレのある動きを見せたが、勝利には貢献できなかった(C)Getty Images  ブライトンの三笘薫は現地時間9月22日に行われたプレミアリーグ第5節、ホームでのノッティンガム・フォレスト戦に先発出場。左サイド…

 

三笘はキレのある動きを見せたが、勝利には貢献できなかった(C)Getty Images

 

 ブライトンの三笘薫は現地時間9月22日に行われたプレミアリーグ第5節、ホームでのノッティンガム・フォレスト戦に先発出場。左サイドを中心にプレーし、フル出場を果した。試合は2-2での引き分けに終わっており、チームはこれで3試合連続でのドローとなった。

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 三笘は前節のゲームでは自身の特徴を出せず、現地メディアからの評価が低いものとなったが、この試合では存在感を示した。1-1で迎えた前半終了間際には、三笘の左サイドでの長い距離のドリブルに対し、相手ディフェンスがファウルで突破を阻止。良い位置でFKを得ると、これをFWダニー・ウェルベックがゴール右隅へ突き刺し、勝ち越しゴール。三笘のファウル誘発から得点が生まれている。後半に入っても左サイドで三笘は頻繁にボールに絡み、ドリブルやパスで攻撃のリズムを作っていた。

 終盤に進むにつれゲームは荒れ模様となり、83分にはノッティンガム・フォレストのMFモーガン・ギブスホワイトがイエロー2枚で退場。さらにこのプレーや判定をきっかけに、ファビアン・ハーツラー、ヌーノ・エスピリトサントの両チーム監督が退席処分を受ける事態に。2-2のスコアで試合が進んでいた中、ブライトンはアディショナルタイムを含め10分程数的優位に立ったものの、追加点を奪うことはできなかった。

 自らの得点は無かった三笘だったが、今回はチャンスを作る動きも多く、試合後には称賛の声が送られている。ブライトンの地元メディア『Sussex World』では、三笘に対し「イプスウィッチ戦でのパフォーマンスと比較すると、この試合ではよりシャープに見えた。特に、アルビオンが2-1でリードしていた後半には、チームの攻撃をうまく先導していた」などとプレーを評している。

 また、スポーツサイト『VAVEL』英国版では、選手個々への採点で三笘を10点満点中の「8」と評価。同メディアは「前半は静かだったが、後半はすべてこの日本人ウィンガーのおかげで良い結果が出た。素晴らしいクロスを出し、多くのチャンスを作ったにもかかわらず、アシストを得られなかったのは本当に不運だった」と振り返っている。

 背番号22がキレのある動きをみせたものの、ブライトンはまたも白星を掴めなかった。勝ち切れない現状から抜け出すためには、やはり三笘の得点に直結するプレーが必要となるのかもしれない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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