今季からイタリア・セリエAのペルージャでプレーするバレーボール男子日本代表の石川祐希。現地22日にはイタリアスーパー杯決勝に臨み、トレンティーノをフルセットの末に撃破。移籍後初タイトルを獲得するとともに、チーム最多の20得点を挙げてMVPに…

今季からイタリア・セリエAのペルージャでプレーするバレーボール男子日本代表の石川祐希。現地22日にはイタリアスーパー杯決勝に臨み、トレンティーノをフルセットの末に撃破。移籍後初タイトルを獲得するとともに、チーム最多の20得点を挙げてMVPに選出された。伊メディアが日本のエースの活躍を報じている。

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■チーム最多の20得点をマーク

決勝に進んだペルージャはトレンティーノに苦戦。フルセットまでもつれ込む熱戦となったが、3-2(25-18、19-25、15-25、25-17、15-9)の逆転勝利で、大会3連覇を果たした。今季からチームに加わった石川は全セットで先発出場。チーム最多の20得点をマークし、MVPに選出された。

伊メディアも早速、石川の活躍を報道。地元紙『イル・メッサジェーロ』は「ユウキ・イシカワはすぐに主役の座を手に入れた」と称賛。続けて「才能あふれる日本選手の手から試合を決定づける最後のスパイクが放たれ、3-2という結果が決まった。ボールがコートに落ちた瞬間、ペルージャの新しい宝石には少し涙が見られたが、その顔はすぐに笑顔に変わった」と紹介した。

■「トロフィーを掲げるために来た」

そして、伊メディア『ラ・ナツィオーネ』は石川のコメントを掲載。日本のエースは「決勝戦ではあまりうまくプレーできなかったが、勝てたことが重要。イタリアに来てから初めてのトロフィーを獲得できてうれしく思う。チームメートたちも本当に素晴らしかった。第2セットと第3セットは苦戦した。相手に攻撃を読まれ、何度もブロックされてしまった。ただ、第4セットと第5セットでは攻撃パターンを変えた。ストレートは今一つだったけど、クロスは効果的だった。私はトロフィーを掲げるためにペルージャに来た。スーパーカップが最初の目標だったが、今後はリーグ戦に向けて準備していく」と話した。

また、石川自身は24日までに自身のインスタグラムを更新。「イタリアで初のタイトルとMVP。みんなありがとう」と記しつつ、トロフィーとメダルを手にした写真をアップした。最後は「まだまだここから!!!」と付け加え、29日から始まるシーズン開幕へ向けて意欲を見せた。ペルージャの初戦は同日、ホームにベローナを迎える。

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