本塁打と盗塁を日々更新していく大谷。その活躍はサッカーの母国にも轟いている。(C)Getty Images 球界でも屈指の“夏男”は衝撃的な快進撃を続けている。現地時間9月日のロッキーズ戦で、5打数4安打1本塁打2盗塁と活躍し、自身…

本塁打と盗塁を日々更新していく大谷。その活躍はサッカーの母国にも轟いている。(C)Getty Images

 球界でも屈指の“夏男”は衝撃的な快進撃を続けている。現地時間9月日のロッキーズ戦で、5打数4安打1本塁打2盗塁と活躍し、自身の持つシーズン最多記録を「53本塁打・55盗塁」とした大谷翔平(ドジャース)である。

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 お茶の間も沸騰する空前絶後のパフォーマンスだ。例年、夏場に好成績を収めている大谷だが、今季の8月以降は、打率.284、21本塁打、47打点、27盗塁、出塁率.344、長打率.665、OPS1.009とハイアベレージを記録。この期間の成績のみをシーズン換算した場合には、「72-93」の異次元ペースとなる。

 現地時間9月22日の試合終了時点でナ・リーグの打撃9部門でリーグトップに君臨している大谷。かつて米メディア『Sporting News』の取材に応じた匿名のMLBスカウトが「バッターとしてのオオタニは普通の高校生レベルだ」と揶揄したことが話題となったが、そうした関係者の見識も二刀流スターは覆させたと言えよう。

 娯楽の尽きない偉才の存在は、「サッカーの母国」とされる英国にも轟いている。英公共放送『BBC』は「世界で最も高収入のアスリートの一人となったオオタニは“唯一無二”から“史上最高”の座に歩みを進めている」と異能ぶりを強調。かつてフィリーズなどで活躍したチェイス・アトリー氏のコメントを紹介している。

「ドジャースに移籍した最初の年にそれ(50-50)を成し遂げたのは、かなり特別なことだ。いまやオオタニは野球界全体でも最高の選手として疑いの余地はない。他のライバルは圧倒している。正直言って、同じことがいつか起こるとも思えない。もしも契約期間中にずっと同じぐらいのペースを維持できれば、彼は史上最高の選手として歴史に名を残すことになるよ」

 観る者の想像を越え、次々と偉業をやってのける大谷。その活躍に対する興味は尽きない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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