「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」が22日、カルッツかわさきにて行われ、木下アビエル神奈川は日本生命レッドエルフと対戦。3ー2で勝利した。 激闘となったなかでKA神奈川を勝利に導いたのが平野美宇。試合後に若い世代が台頭する卓球界…

「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」が22日、カルッツかわさきにて行われ、木下アビエル神奈川は日本生命レッドエルフと対戦。3ー2で勝利した。

激闘となったなかでKA神奈川を勝利に導いたのが平野美宇。試合後に若い世代が台頭する卓球界を分析しつつ、24歳の現在地を語っている。

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■16歳のホープに貫録勝ち

平野はこの日第2マッチで16歳のホープ、竹谷美涼と対戦。1ゲームを奪われた8月の開幕戦に続く再戦で、貫録のストレート勝ちを収めた。

五輪2大会を経験し、トップ選手としてのキャリアを進める平野は、「技術は24歳になってきて、もちろん今できることがたくさんあるんですけど、今日の竹谷選手みたいな若い選手は16歳とかで、どんどんどんどん若い選手と(今後)対戦していく」と新世代の台頭が見られる女子卓球界に言及。

そのなかで、「自分も更新していかないと。今までは向かっていく方が多かったですけど、私たちの世代に追いつけ追い越せという世代が出てくる年齢なので、そこで自分が少しでも成長することで勝ち続けられる」と現状をアップデートさせていくことの重要性を説いている。

一方で、選手生活で厳しい局面を経験してきた平野は、「今日のビクトリーマッチも最近の(パリ五輪をかけての)厳しい選考レースの経験だったり、そこでどういうプレーをすれば自分が勝てるかという経験が試合にも活きたと思います」と増えた引き出しについて明かし、「若い選手は本当に強いと思いますが、その技術をどこでどうやって使うかとかは、まだ負けられない。そこは今日も良かったんじゃないかと思います」と経験を重ねたことが自身のアドバンテージになったと明かした。

この平野と若手選手との差については日本生命の村上恭和総監督も、「竹谷の弱点であるフォア前にレシーブ全部止めて、完璧だったんじゃないですか。ラリーもほぼ制して、それだけ竹谷と平野には差があった」と竹谷相手の戦いを振り返りながら平野の力について称賛している。

ホーム2連戦で計3勝し、日本生命戦ではビクトリーマッチも制するなど躍動した平野。熟成を重ねた24歳が経験値を武器に、そのキャリアを進めていく。

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