前人未踏の51-51を達成した大谷。彼以外にこの記録を作れる選手が現れるのだろうか(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が9月19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、前人未到の「51…

前人未踏の51-51を達成した大谷。彼以外にこの記録を作れる選手が現れるのだろうか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が9月19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、前人未到の「51本塁打・51盗塁」を達成した。この日は3本塁打、2盗塁を記録する驚異的なパフォーマンスを披露している。

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 大谷はこの日、1回、2回に盗塁を決めて51個に乗せ、6回に49号本塁打を放つと、続く7回にもホームランを打ち50号、9回の第6打席でも51号を記録した。6打数6安打10打点2盗塁と大暴れし、チームの20-4の大勝に貢献。自身初のプレーオフ出場もこの勝利で決定し、まさにメモリアルな一日となった。

「日本人スター」の快挙達成に米国メディアも大騒ぎだ。老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は公式サイト上で大谷の記録を大々的に報じている。

「ショウヘイ・オオタニは、マーリンズ戦で2本のホームランを放ち、1つの盗塁を決めて、史上初の『50-50クラブ』のメンバーとなった。それだけでなく、さらにもう1本のホームランと1つの盗塁も加えた」

 この日の活躍をそのように伝えるとともに、「オオタニは、これまで打ち破れないと思われていた壁を次々と打ち砕いている。ドジャースのスーパースターである彼は、木曜日の夜にメジャーリーグベースボールの歴史に名を刻んだ。MLBの154年の歴史の中で、50本のホームランと50個の盗塁を記録した初の選手となったのだ」として、大偉業を称賛。

 さらに、試合中盤からの3打席連続アーチも振り返っており、「彼の49本目のホームランは6回表、ローンデポ・パークの右翼スタンドの上段に豪快に打ち込まれた。そして次の回、今度は逆方向に109.7マイルの打球を叩き出した。さらに、ダメ押しでもう1本ホームランを打った」と綴っている。

 また、同メディアによる大谷への賛辞はそれだけにとどまらず、他にも「この30歳はまさに生きる伝説である」「彼は野球の歴史において唯一無二の存在となった」などと記録を称える言葉を並べた。

 背番号17が盗塁を決め、本塁打を打つたびに敵地でありながらも大声援が沸き上がっていた。節目となる大記録を達成した大谷は、今後もさらに多くの野球ファンの期待に応えていってくれるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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