トッテナムから完全移籍で復帰したアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソが、最高の形でレアル・ベティスでの先発再デビューを果たした。 今夏の移籍市場最終日にトッテナムから古巣ベティスに5年ぶりの帰還を果たしたロ・チェルソ。前節レガネス戦…

トッテナムから完全移籍で復帰したアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソが、最高の形でレアル・ベティスでの先発再デビューを果たした。

今夏の移籍市場最終日にトッテナムから古巣ベティスに5年ぶりの帰還を果たしたロ・チェルソ。前節レガネス戦の途中出場で試運転すると、第3節延期分のヘタフェ戦ではスタメンで古巣再デビューを果たした。

同試合では後半序盤に相手のハンドで得たPKを冷静に決め切り、復帰後初ゴールを果たすと、74分にはペナルティアーク付近で味方がマイナスに落としたボールを左足ダイレクトシュート。相手DFにディフレクトしたシュートがゴール中央に突き刺さり、ドブレーテを達成。

その後、チームは試合終盤に1失点したものの、アルゼンチン代表MFの2ゴールの活躍によって今季初の連勝を飾った。

不遇をかこったトッテナムでは通算在籍4シーズンでリーグ戦3ゴールに終わった中、ベティスでは早速2ゴールを記録。2年連続でレンタル加入となったビジャレアルを含め、ラ・リーガでの相性の良さを改めて示したロ・チェルソ。

試合後には自身のSNSを通じて、「この特別なスタジアムで、このシャツを着てまた得点できた喜びに溢れているよ!! でも、勝ち点3とチームの勝利が何よりも嬉しかった。無条件のサポートに感謝しているよ」と、ベニート・ビジャマリンでの久々のゴールと勝利への貢献を誇った。

さらに、試合後のフラッシュインタビューでは「勝利に満足しているよ。難敵相手の勝ち点3は重要で、本当にホッとしたよ。必要以上に苦しんでしまったけど、3ポイントを獲得して上位に浮上できた。これを継続したい」と、さらなる上位進出を誓った。

上々の再デビューを飾った創造性あふれるレフティは、元フランス代表FWナビル・フェキルの移籍に、元スペイン代表MFイスコの離脱が続く中で、今後も“エリオポリターノス”を牽引する働きが期待される。