前人未踏の記録を更新し続ける大谷。注目度は高まるばかりだ(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平は「50本塁打・50盗塁」という歴史的偉業達成まで、秒読み段階に入っている。これまで毎シーズンのようにさまざまな話題を提供し…

前人未踏の記録を更新し続ける大谷。注目度は高まるばかりだ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は「50本塁打・50盗塁」という歴史的偉業達成まで、秒読み段階に入っている。これまで毎シーズンのようにさまざまな話題を提供し続けてきた「日本人スター」は、メジャー7年目の今季、バットと走塁で球界を沸かせ続けている。

【動画】2階席へ豪快弾!大谷翔平が48号2ランで「48‐48」達成

 シーズン半ばより史上初めての「50-50」が現実味を帯びてきたことで、大谷が打席に立つ度にファンの胸が高鳴り、その姿にはこれまで以上に多くの視線が注がれることとなった。まさに、MLBの歴史に刻まれる記録への期待感が膨らみ続ける中、現地メディアも大谷の快挙達成の瞬間を待ち焦がれているようだ。

 米スポーツサイト『SB NATION』は現地時間9月16日(日本時間17日)に「歴史的偉業に挑むショウヘイ・オオタニ」と銘打ったトピックを配信している。その中では、今季の大谷のパフォーマンスを踏まえ、「ユニコーン。スーパースター。5ツールプレイヤー。ショータイム。史上最高。どんなニックネームや形容詞でも、ショウヘイ・オオタニを説明するのにぴったりだろう」と賛辞を綴っている。

 さらに、「オオタニは、ベーブ・ルースでさえ達成できなかった歴史的な偉業に迫っている」として、「50-50」が間近であるとして、その上で「昨年、ロナルド・アクーニャJr.が史上初めて『40本塁打・70盗塁』の偉業を成し遂げたが、『50-50』はまた別次元の話だ」と指摘。続けて、「150年の歴史の中で、素晴らしい選手たちが数多くグラウンドに立ってきたが、二刀流の選手で、しかもまだ怪我から回復途中でこの偉業に近づいているのは、誰もいなかった。リッキー・ヘンダーソンでも、バリー・ボンズでも、ケン・グリフィーJr.でも、マイク・トラウトでもない。誰一人としてこの偉業に近づけた選手はいなかった」と歴代の名プレーヤーの名前を挙げながら、大谷の記録を絶賛している。

 大谷がメジャー史において、別格の存在であると主張しながら、「オオタニは史上初の『50-50プレーヤー』になるだろう」と見通しており、その上で、「これはハリウッド向けの物語のようだが、この脚本は誰も書けない。ショウヘイ・オオタニが最初の『50-50』を達成すれば、彼は史上トップ5の選手としての地位をさらに確固たるものにするだろう。そして、それは2位、3位、4位、あるいは5位ではないかもしれない」などと見解を示している。

 もちろん、「50-50」の他にも、自身初のポストシーズン出場や、打撃タイトル獲得、3度目のシーズンMVP受賞への期待も寄せられている大谷。その歴史的なパフォーマンスをめぐる話題は、ここからさらに盛り上がりをみせていくことも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「どうしてクールでいられるのか?」大谷翔平“悠然”と48号豪快2ランでリーグ2冠!日本人歴代単独2位のシーズン110打点

【関連記事】大谷翔平MVP「最有力候補」への“異論”に同僚フリーマンが見解示す「可能性があるなら考え直した方がいい」

【関連記事】大谷翔平に「チャンスを与えないのは職務怠慢」 米地元紙記者が今季中の“中継ぎ復帰プラン”を提唱「オオタニならできる」