卓球の「WTTチャンピオンズマカオ2024」は14日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。2-4で敗れ決勝進出を逃した。敗れたものの、世界女王相手に奮闘を見せた張本美が…

卓球の「WTTチャンピオンズマカオ2024」は14日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。2-4で敗れ決勝進出を逃した。

敗れたものの、世界女王相手に奮闘を見せた張本美が試合後に自身の戦いを振り返っている。

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■一時は同点も最後は及ばず敗戦

張本美は序盤から孫穎莎相手にラリーで一歩も引かず攻めの姿勢を見せる。第1、2ゲームともに張本美がゲームポイントを奪ったものの、相手の粘りの前に押し返され連取される。

それでも、第3、4ゲームも接戦に持ち込んだ末にゲームを奪い2-2の同点に追いつく。最後は攻勢を仕掛けた孫穎莎の前に2ゲームを連取され敗れたが堂々たる戦いぶりを見せた。

張本美は試合後、「今日はたくさんのファンがいるなかで試合ができたのが本当に楽しくて(試合が)終わらなければ良かった」と充実した表情を見せ、「一歩及ばずファイナルゲームまではいけなかったですけど、悔しい部分もあるんですけど最初から最後まで楽しく試合ができた」と振り返った。

張本美は、僅差となった序盤について「最初の3ゲームで先にゲームポイントを取ったのは自分だったんですけど、そこから1点が遠かったのは、自分が1番悔しい部分でもありますし、1番今日経験したことだなと思います」と言及。「あとは2-2に追いついたあとに孫穎莎選手が変化をしてきて、サーブのスピードだったりとか相手(の引き出し)が多かったことは学びました」と、終盤にリードを広げた孫穎莎の強さについて分析した。

張本美は今大会日本勢では唯一のベスト4入り。準々決勝では世界6位の陳幸同(中国)を下すなど存在感を見せつけた。

※取材協力:WTT

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